【楽天】ドラフト5位NTT西日本・平良竜哉が浅村に弟子入り志願「お手本となる選手」

スポーツ報知

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2022.10.27(木) 16:25

楽天からドラフト5位で指名されたNTT西日本・平良は「一心不乱」にプレーすることを誓った(カメラ・長井 毅)

 楽天がドラフト5位指名したNTT西日本の平良竜哉内野手(24)が27日、大阪市内の同社で指名あいさつを受けた。今秋ドラフトでは支配下指名6選手のうち、5人を投手が占めた。唯一の野手指名となった右のプルヒッターは「お手本となるような浅村選手が同じチームにいて、僕には足りないものをたくさん持っていると思う。いろいろとお話をして吸収できるようにやっていければ」と“弟子入り”を志願。「広角に打てるし、試合の中であれだけ(強い)スイングができるのは守備側からしてもプレッシャーがある打者。僕も打席で強くスイングすることは一緒なので、確実性や広角に打つ秘けつを聞いてみたい」と目を輝かせた。

 本職は二塁ながら、一塁と三塁も守れるユーティリティーも売りの一つ。「試合に出るチャンスがあればこだわりがない。どのポジションでもチャンスをつかみたい」と決意を口にした。九州共立大時代にはリーグ通算101安打をマークしたミート力と、50メートル走5・9秒の俊足も持ち味。後関スカウト部長は「本塁打も当然ですけど、ここぞのチャンスに強い。パ・リーグのパワーピッチャーに打ち勝つだけの強いスイングを発揮してもらいたい。そうすればおのずと結果はついてくる」と期待を寄せた。

 “ライバル”にも対抗心を燃やす。西武・タイシンガー・ブランドン大河とは沖縄・伊波小で同じチームでプレー。投手だったブランドンとバッテリーを組んだ間柄で「僕より先に(大卒で)ドラフトにかかって、いい刺激になった選手。お互い1軍で活躍できるようにと常に連絡を取り合っていた。やっと僕もその舞台のスタートラインに立てた。お互い意識しながらやりたい」と敵チームながら切磋琢磨(せっさたくま)することを誓った。

 11月1日には社会人日本選手権(京セラD)の1回戦が行われ、同2位指名を受けた小孫竜二投手(25)率いる鷺宮製作所と対決する。「この2年間、このチームで力をつけさせてもらった。まずは日本選手権で会社に恩返しできるように一戦必勝で日本一を目指して頑張りたい。打ち勝って、小孫選手に『僕が打ったら順位を変えてもらいます』というぐらい言いたいです」とジョークも飛ばし周囲を笑わせていた。

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