【オリックス3位】盛岡中央、最速152キロ右腕・斎藤響介投手「先輩の銀次選手と対戦してみたい」
スポーツ報知
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2022.10.21(金) 07:15
◆2022年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(20日)
盛岡中央の最速152キロ右腕・斎藤響介投手(17)は、今季パ・リーグ連覇を果たしたオリックスから3位指名を受けた。今夏岩手大会準Vの斎藤は「小さい頃から夢だったプロ野球選手になれる。うれしい気持ちでいっぱいです。鳥肌が立ちました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
岩手県滝沢市出身。盛岡中央では2年夏から背番号「1」を背負った。3年夏の岩手大会は、決勝までの6試合全てに登板し45回2/3を投げ防御率0・99。盛岡市立との3回戦では先発し9回1失点。自己最速を3キロ更新する152キロを掲示し、9イニングでは大会2位タイとなる1試合19三振を奪った。決勝では一関学院に敗れたが、大会屈指の本格派だった。
同校からドラフト会議で指名を受けたのは、2005年高校生ドラフト3巡目で楽天に入団した銀次内野手(34)以来。斎藤は「盛岡中央高校を卒業してプロで活躍している選手。銀次選手と対戦してみたい」と、早くも先輩との対戦を熱望した。
以前から、尊敬する投手はオリックスの山本由伸投手(24)だと公言。動画などで練習も参考にしてきた。「ずっと山本選手を目標に頑張ってきた。会えたら、どんなトレーニングをしているのか、直接聞けたらうれしいです」と胸を弾ませた。今や球界を代表するエースから学び、さらなる成長を目指す。
72キロと細身。まずは焦らず体づくりに励む構えだ。「まだ小柄だと思う。少しでも体を強くして、早く1軍で活躍できる選手になりたい。先発で2ケタの勝利を取りたい」。岩手県は大谷翔平(エンゼルス)、菊池雄星(ブルージェイズ)、佐々木朗希(ロッテ)ら何人もの好投手を輩出。新たな岩手の怪物候補が、大きな夢を抱いてプロの舞台に挑む。(高橋 宏磁)
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