◆２０２２年　プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ（２０日）

　

　日本ハムは６位でＭＡＸ１５２キロの直球を投じる日本製紙石巻の横手投げ右腕・宮内春輝投手（２６）の交渉権を獲得した。

　宮内は１９９６年５月、２５日生まれの２６歳。小学３年から野球を始め、１９年に七十七銀行の補強選手として都市対抗野球に出場するまで全国経験はなかった。昨年７月から始めたウエートトレーニングをシーズン中でも継続し、今季で球速が５キロアップ。横手からうなりを上げるＭＡＸ１５２キロの直球と６つの変化球で打者を抑え、スカウトの目に留まった。

　巨人の松原聖弥（２７）は明星大で２つ上の先輩。リーグは違えど「交流戦で対戦したい」と力強く話した。パ・リーグではソフトバンクの柳田悠岐（３４）との対戦に意欲を見せる。「あそこまで気持ちよく打たれたら、こっちも気持ちいいだろうなと思う。それもまた一つの楽しみかな」と報道陣を笑わせた。

　社会人４年目にして初めて調査書が届き、小学生から夢を見た念願のプロ入りを果たした宮内。「まずは１軍で投げることが目標です」。２６歳の遅咲き右腕が日本ハムの即戦力として活躍を誓う。（山崎　賢人）

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