【ドラフト】京大152キロ右腕・水口創太、ソフトバンク育成7位 医学部から初NPBへ「考えて決断を」
スポーツ報知
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2022.10.20(木) 20:45
◆2022年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(20日)
京大史上最速152キロの水口創太投手はソフトバンクから育成7位で指名された。入団すれば、2014年ロッテ2位の田中英祐氏以来、同校から2人目のNPB入り、医学部(人間健康科学科)ではNPB初となる。「(プロ)を目標に4年間やってきたので指名されたのはうれしいです。不安が一番大きかった。指名してほしいなという希望もありました。スケールの大きい選手になりたい。時間はかかるけど球界を代表する投手になりたい」と喜びをかみしめた。「育成のうまい球団と聞いている。入るのは楽しみ。強い、日本の球界を引っ張っている」と印象を口にした。
19日のリーグ最終戦後には、育成ならNPB入りしない方針を明かしていたため「周りの意見を聞いて、これからどうするか考えて決断を出したい」と即答は避けたが「細かい部分は足りていない。武器の直球を伸ばして、1軍でも活躍できる投手になりたい。子供たちに目標にしてもらえる選手になりたい」と前向きな姿勢を示した。「上手投げが特徴。角度のある真っ直ぐと落ちる系の変化球で空振りを狙う」とアピールポイントを挙げた。
元ソフトバンク投手の近田怜王監督は「僕も緊張した。(教え子が指名されて)指導者で初めての経験。水口が指名されて、光栄な瞬間に立ち会えている」と感慨深げ。「本人がプロ野球界に入りたいと思って目指してやってきた。僕自身も行くか行かないかは別として、指名されたのはうれしい。ソフトバンクさんは育成能力が高い。彼自身、まだまだ完成系じゃなく伸び代がいっぱいのピッチャー。合っている思う。いい球団に指名してもらえたと思います。指導者、スタッフに知り合いがいる。現場を知っている。彼の決断に背中を押せる」と、本人の決断を尊重する意向を示した。
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