【ドラフト】西武が1位で早大・蛭間拓哉との交渉権獲得 大学生外野手の1位指名は球団史上初

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2022.10.20(木) 17:17

早大・蛭間拓哉(カメラ・竜田 卓)

◆2022年 プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD(20日)

 西武が、11日に1位指名することを公表していた早大・蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)の交渉権を獲得した。1965年のドラフト制以降、前身球団も含めて西武が大学生外野手を1位指名するのは初めてとなった。

 蛭間は浦和学院3年時に根尾、藤原、小園(広島)、奥川(ヤクルト)らとともにU18日本代表入り。本来、今年3月5、6日に予定されていた台湾戦(コロナ禍で中止)では、日体大・矢沢、立大内野手・山田らとともに侍ジャパンの一員にリストアップされていた。東京六大学で現役最多12本塁打の打撃が武器で、走攻守3拍子そろった好素材で、即戦力候補だ。

 渡辺久信GMは氏名を公表した際に「熱望している、獲得したいという表れ。ゲンかつぎの意味もある」と説明し、「走攻守そろっている選手。打撃も広角に打てて右にも左にもしっかりしたスイングで強い打球が打てる。肩、足も大学生の中で高い能力。今年のライオンズの一つのウィークポイントにあてはまる選手」と期待を込めていた。外野陣はオグレディが123試合、愛斗が121試合に出場したがメンバーを固定できず、チーム打率も2割2分9厘でリーグ6位だったとあって、打てる外野手の補強は急務だった。

 ◆蛭間 拓哉(ひるま・たくや)2000年9月8日、群馬・桐生市生まれ。22歳。相生小野球クラブで野球を始め、相生中では前橋桜ボーイズに所属。浦和学院(埼玉)の1年春からレギュラーを務め、3年夏に甲子園出場。1本塁打を放ち、8強入りに貢献した。早大でも1年春からリーグ戦に出場。12本塁打は現役最多。176センチ、87キロ。左投左打。

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