【西武】松井稼頭央新監督、目指すは原点回帰のスピード野球 就任会見で語る 複数年契約、背番号77

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2022.10.19(水) 05:40

就任会見でポーズを見せる西武・松井稼頭央新監督(カメラ・堺 恒志)

 西武・松井稼頭央新監督(46)が18日、都内のホテルで就任会見に臨んだ。複数年契約で背番号は今季と同じ「77」。

 青いネクタイに心意気が表れていた。登壇した松井新監督は「(阪神の)岡田監督が黄色だったので、僕もライオンズ・ブルーで」と笑みを浮かべた。

 来季はメジャーを経験した監督が松井新監督も含めて12球団中5人。7年間、メッツなどでプレーした新指揮官も日米での経験をフィードバックする考え。6月の交流戦でヤクルトが試合前練習を選手の自主性に任せていたことを例に挙げ、「新しいことをどんどん取り入れたいし、選手に聞きながら取り入れていきたい」と考えを明かした。

 現役時代は盗塁王3度など、主に1番打者として活躍。目指すのはチーム防御率リーグ1位の投手陣を軸に、足を生かした攻めで1点を守り切る野球だ。「走るのは自分がコントロールできるので、野球の原点ですよね。スピード感のある野球がしたい。投手を中心に守って足を使ってグラウンドを駆け巡る選手たちを想像しながらやっていきたいと思います」と構想を語る瞳は、しっかりと来季を見据えていた。(秋本 正己)

 ◆松井 稼頭央(まつい・かずお)1975年10月23日、大阪府生まれ。46歳。PL学園高から93年ドラフト3位で西武入団後、投手から内野手に転向。スイッチヒッターとして活躍した。2004年からメッツ、ロッキーズ、アストロズでプレー。11年に楽天入り。18年に西武へ復帰し、同年限りで引退。MVP1度、盗塁王3度、最多安打2度など。02年にはトリプルスリー達成。日米通算2705安打。177センチ、85キロ。右投両打。

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