“魔球”操るオリックス宇田川を解説陣が絶賛「わかっていても打てない」「本当に厄介」

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2022.10.16(日) 07:14

オリックス・宇田川優希[写真=Rinco]

【パCSファイナルステージ第4戦】
○ オリックス 3x - 2 ソフトバンク ●
<10月15日 京セラD大阪>

 オリックスの宇田川優希投手(23)が『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージ第4戦にリリーフ登板し、2イニング無失点と好投。チームの2年連続日本シリーズ進出に大きく貢献した。

 宇田川は4回無失点と好投した先発・山岡泰輔の後を受け、2点リードの5回に2番手として登板。1イニング目は鋭い打球を打たれながらも三者凡退に抑え、圧巻だったのは2イニング目の6回。イニング先頭の甲斐拓也を左飛に打ち取ると、続く1番・三森大貴、2番・周東佑京に対し6球連続フォークを投じ、2者連続の3球三振に退けた。

 結局、宇田川は打者6人を3奪三振ノーヒットに抑えるパーフェクトリリーフ。公式戦では8月21日・西武戦(ベルーナドーム)から無失点投球を続けており、これでポストシーズン含め15試合連続無失点となった。

 15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の松中信彦さんは、「たぶん真っ直ぐとフォークの軌道が一緒なので、(打者は)投げた瞬間に真っ直ぐだと思って振りにいっているんですけど、これだけ落差があるとなかなか打つのは難しい」とコメント。「なかなか打てるボールがないというか、わかっていても打てないような素晴らしいボールだった」と、威力ある宇田川の“魔球”フォークを絶賛した。

 また、同番組に出演した五十嵐亮太さんは、宇田川の投球に「見事」「本当にお見事」「素晴らしい」と賛辞を連発し、「抑え投手に繋いでいくぞ!という一発目のピッチングで、こういう投球をすると、ソフトバンクとしても一気に勢いを止められてしまう。こういうピッチングを見ているオリックスブルペン陣は『彼に続くぞ』とモチベーションが上がってくるので、いろんなものに対してプラスの効果を生んだ、そんなピッチングだったと思います」と、“2回無失点”の数字以上に大きな意味を持つ投球だったと評価。

 さらに「短期決戦だと気負いも出てくるんですけど、そういったことも一切なく自信を持って堂々と投げ込んでいた。この先もこういうピッチングされたら相手チームはたまったもんじゃないですね。本当に厄介な中継ぎ投手です」と、日本シリーズで対戦する古巣・ヤクルトにとっても手強い存在になってくるとの見解を示した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


【実際の動画】驚異の落差に鷹打線も戸惑い…宇田川が魔球6連投で2者連続奪三振


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