【オリックス】昨季まで在籍のアダム・ジョーンズさん、26年ぶり日本一目指す古巣へ熱いメッセージ

スポーツ報知

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2022.10.17(月) 05:00

昨年の日本シリーズ第5戦、9回に勝ち越しソロを放ったジョーンズ氏

 昨季までオリックスに在籍したアダム・ジョーンズさん(37)がこのほど、26年ぶりの日本一を目指す古巣へエールを送った。メジャー通算1939安打、282本塁打の超大物助っ人として、昨年の日本シリーズ第5戦では代打で決勝アーチ。自身がかなえられなかった同シリーズ優勝の夢をかつての仲間へ託し、スポーツ報知に熱いメッセージを寄せた。(取材・構成 長田 亨) 

 ジョーンズさんは現在、第一線を退き、家族とともにスペインで過ごしている。一緒にプレーすることはできなくても、オリックスへの思いは強い。

 「ファンの方々やオリックスという球団のために、勝つ野球をする。そういう伝統が今も続けられていることをとてもうれしく思っています」

 弟分のようにかわいがってきた杉本をはじめ、選手たちのことをずっと気にかけてきた。インターネットなどを通じ、試合をチェックするのも楽しみの一つだ。

 「チームとして、より良くなるために、選手は毎日戦い続けている。それを日々、目にすることができて最高の気分です」

 選手を束ね、連覇へ導いたのが中嶋監督。言葉には敬意が込められていた。

 「中嶋さんは2015年まで現役選手だったし、まだ(引退から)年数がたっていない。新しい感覚を持っている監督だと思う。グラウンドに出てくると、いつも笑顔でみんなと接していた。そうすることで、選手の自信にもつながるのだろう。負けても気にせず『さあ、次』と。このチームに対して、自信を持っているのでしょう」

 チームはCS最終ステージを突破し、2年連続日本シリーズ進出。昨季日本一を奪われたヤクルトとの再戦、リベンジをジョーンズさんも心待ちにしている。

 「昨年、我々が成しえなかった日本シリーズ優勝を勝ち取ってください。本拠地の京セラドームに日本一を持ち帰ってください。私が今でも感謝しているフジ(藤田通訳)のためにも優勝を! みんなのことを心から応援しています」

 ◆アダム・ジョーンズ(Adam Jones)1985年8月1日、米国生まれ。37歳。モース高から03年ドラフト1巡目でマリナーズ入団。13、17年、WBC米国代表。オリオールズ、Dバックスを経て、20年にオリックス入団。メジャー通算1823試合、打率2割7分7厘、282本塁打、945打点。ゴールドグラブ賞4回。NPB通算159試合で打率2割5分、16本塁打、66打点。188センチ、98キロ。右投右打。既婚。

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