【西武】早大・蛭間拓哉の1位公表 昨年隅田に続き2年連続ゲットへ験担ぎ…東京六大学現役最多12発

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2022.10.12(水) 06:17

西武がドラフト会議を前に早大・蛭間の1位指名を公表

 西武は、渡辺久信GM(57)が早大・蛭間拓哉外野手(22)を1位指名することを公表した。

 西武がドラフト会議前に1位指名を公表するのは、昨年の隅田知一郎投手に続き2年連続。渡辺GMは「熱望している、獲得したいという表れ。ゲンかつぎの意味もある」と説明した。

 今季、西武の外野陣はオグレディが123試合、愛斗が121試合に出場したがメンバーを固定できず、チーム打率も2割2分9厘でリーグ6位。打てる外野手の補強は急務だったとあって、東京六大学で現役最多12本塁打の蛭間はうってつけの存在。同GMは「走攻守そろっている選手。打撃も広角に打てて右にも左にもしっかりしたスイングで強い打球が打てる。肩、足も大学生の中で高い能力。今年のライオンズの一つのウィークポイントにあてはまる選手」と理由を挙げた。加えて、浦和学院時代から蛭間に注目していた同GMは「常に全力でプレーする選手」と野球に対する姿勢も高く評価した。

 1965年のドラフト制以降、前身球団も含めて西武が大学生外野手を1位指名するのは初めて。同GMは「今季はレギュラーを取る選手がいなかったが、競争の中に入ってきてもやっていける。ライオンズの主力を張れる選手」と大きな期待をかけた。昨年、隅田を指名した際は4球団が競合して抽選の末に交渉権を獲得したが、他球団が蛭間を指名して抽選となった場合は「あの人だと思います」(同GM)と、隅田を引き当てた飯田光男球団本部長(56)がくじ引きに臨む予定。小学校時代、ライオンズ・ジュニアでプレーしていた縁もある。近日中に誕生する松井新監督のためにも、獲得を目指す。(秋本 正己)

 ◆蛭間 拓哉(ひるま・たくや)2000年9月8日、群馬・桐生市生まれ。22歳。相生小野球クラブで野球を始め、相生中では前橋桜ボーイズに所属。浦和学院(埼玉)の1年春からレギュラーを務め、3年夏に甲子園出場。1本塁打を放ち、8強入りに貢献した。早大でも1年春からリーグ戦に出場。通算208打数54安打、打率・260。12本塁打は現役最多。176センチ、87キロ。左投左打。

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