CSファイナル前日会見に出席したオリックスの吉田正（左）と中嶋監督（右）［球団提供］

◆ いよいよCS初戦…全員で攻める！

　オリックスの選手会長を務める吉田正尚が11日、『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージ（京セラD大阪）の前日会見に出席した。

　頼れる主砲は今季も安定感抜群の打棒でリーグ連覇を牽引。CSで対戦するソフトバンク戦ではシーズン打率.335を下回ったものの、打率.321、5本塁打、15打点の好成績をマークした。

　前日会見では中嶋聡監督とともに「攻める」という言葉を口にしたが、「どうしても緊張だったりとか、硬さが出ると思う。そういうのを取っ払うのは難しいと思うんですけど、強い気持ちでアグレッシブに行かないと、あとで『あの時…』というのがないように。自分自身もそういう経験がありますし、攻めたうえでのミスとか失敗は切り替えられますので。そういうのはどんどん自分自身にも言い聞かせていきたい」と話した。

　4戦先勝のシリーズにおける1勝のアドバンテージについては、「普通に考えたら大きい。しかもウチは（強力な）ピッチャーが先発にいるし、まずは勝って昨年みたいに2勝でガッと行ける…最初に勝てば確率的には大きいと思うので。ただ僕的には勝つというところで1敗も出来ない気持ちで臨んでます」と、シリーズ初戦の重要性を口にした。

　対戦するソフトバンクについては、「メンバーが若返っているようなイメージもありますし、やっぱり柳田（悠岐）さんがチームの中心で打ってましたし、最初よりメンバーがガチッと固まってるイメージがあるので、本当に打線のどこからでも動きがあると思う。後ろに強いピッチャーがいるので、最初に点を取ってあげて、いいように進めていきたい」と話し、「明日は早く点を取って（山本）由伸が気持ち良く投げられるようにしたい」とエースの援護を誓った。

取材・文＝どら増田