【西武】高橋光成「すごい楽しみ」初CSも6回5失点、後半全9戦QSエースがまさか

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2022.10.9(日) 05:55

5回2死、牧原大成のピッチャー返しを受け内野安打を許した高橋光成(カメラ・石田 順平)

◆2022パーソル クライマックスシリーズ パ 第1S第1戦 ソフトバンク5ー3西武(8日・福岡ペイペイドーム)

 「2022 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージ(S)が開幕し、エースで初戦を落とした西武を秋本正己記者が「見た」。

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 試合前の練習。投手陣全員の大きな拍手を受けて、高橋は笑顔で三塁側ベンチへ戻った。初めてのCSに「すごい楽しみです」と言っていた通り、緊張は感じられなかった。

 2回まで打者6人をピシャリと抑えて3回へ。1死後、周東に右翼線へ二塁打を打たれ、9番の甲斐にストレートの四球を与えた。今季の対戦成績は6打数1安打。優位なはずが、先制点を与えられないと慎重になったのか。いつもの大胆さが消えていた。この四球から三森の適時打、柳田の3ランにつながって4失点。今季12勝で、後半戦9試合全てでQS(クオリティースタート=6回以上自責点3以下)と安定感を誇っていたエースが、つまずいた。「ポストシーズンだからといっていつもと違った緊張感のようなものはありませんでした」と短いコメントを残したが、短期決戦独特の雰囲気にのみ込まれてしまったのかもしれない。

 攻撃でも痛いミスが出た。3回無死一塁で愛斗が送りバントを失敗し、続く鈴木の左翼後方への飛球で二塁まで走った一塁走者の呉念庭が戻りきれず併殺。その裏に高橋が4失点し、流れを手放した。「短期決戦でミスが出たりすると負ける」と辻監督。「チームを勝たせてもらいたい」と負けたら終わりの第2戦の先発を今井に託し、逆王手を狙う。(秋本 正己)

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