【オリックス】山下舜平大、史上初CSで1軍デビューへ 第4戦以降の先発候補に急浮上
スポーツ報知
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2022.10.9(日) 05:00
オリックスの山下舜平大(しゅんぺいた)投手(20)が、12日からのCS最終ステージ(京セラD)で1軍デビューする可能性が8日、高くなった。1軍で未登板の投手がプレーオフ、CSで初登板すれば史上初。初戦から順に投入が見込まれる山本、宮城、田嶋に次ぎ、育成出身の東らとともに第4戦以降の先発候補として浮上したもようだ。
まさにCS突破の“秘密兵器”だ。山下は京セラDで行われた紅白戦のホーム組で先発。杉本、T―岡田ら主力相手に2イニングを投げ1安打2四球無失点と好投した。最速154キロ、常時150キロ超えの剛球だけでなく、3奪三振のうち2つは得意球のカーブ。「四球は目立ったが、ゼロだったので良かった」とうなずいた。
昨年は2軍で経験を積み、ウエスタン・リーグで18試合に登板。今季はローテ候補として期待されながら、2月のキャンプ直前に新型コロナ陽性判定で出遅れた。同リーグでは8試合に登板し、2勝2敗、防御率3・31、35回1/3を投げ42奪三振。5月頃に腰痛を発症して約4か月間実戦から離れたが、その間はトレーニングに時間を割き、9月下旬に実戦復帰を果たした。
先発投手は山本、宮城、田嶋の他に山岡、山崎福らもいるが、昨年ドラ1の椋木は9月にトミー・ジョン手術を受けるなど顔ぶれが整っているとは言えない状況。20年ドラ1右腕は「(CSは)シーズンとはちょと変わって、とりあえず勝てばいい。もし使われるのであれば、そこだけを意識して頑張りたいと思う」と出番に備えた。昨年から数々の選手起用がハマってき中嶋監督のマジックが、日本シリーズ進出を目指すCSでも発揮されそうだ。
◇オリックスの先発事情メモ 今季は計14人の投手を先発に起用。15勝を挙げたエース・山本、11勝の宮城、9勝の田嶋が中心として支えた。昨年の右肘手術から復帰した山岡も6勝、山崎福は5勝(先発で4勝)を挙げた。後半はリリーフとして活躍したワゲスパックが10試合、山崎颯は5試合に先発。椋木も4試合に先発し2勝1敗だった。
◆山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年7月16日、福岡市生まれ。20歳。福岡大大濠高では1年秋からベンチ入り。20年ドラフト1位でオリックス入団。プロ1年目の昨季は1軍登板はなく、2軍で18登板2勝9敗、防御率5・48。今季も1軍未登板。189センチ、95キロ。右投右打。年俸700万円(推定)。
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