西武が牧野ら計6選手に戦力外通告 17年ドラ1左腕はじめTJ手術4投手も自由契約

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2022.10.4(火) 11:11

プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の西武・斉藤大=ZOZOマリン(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ ドラ1入団の齊藤大将はここ2年一軍登板なし

 西武は4日、牧野翔矢選手と育成選手の齊藤大将投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、上間永遠投手、出井敏博投手の計6人に来季の契約を結ばないことを通告いしたと発表した。

 牧野は遊学館高から2018年のドラフト5位で入団した捕手。高卒4年目の一軍デビューし初安打もマークしたが、11試合の出場に留まり、打率.138、0本塁打、2打点の成績だった。

 齊藤は桐蔭学園高から明治大を経て17年ドラフト1位入団。昨年5月にトミー・ジョン手術を受け、今季から育成選手に。プロ3年目の20年シーズンを最後に一軍登板なく戦力外通告を受けた。

 粟津、伊藤、上間の3投手も支配下入団後にトミー・ジョン手術を経て、今季から育成契約に切り替わった右腕。出井は19年育成ドラフト1位で入団したが、支配下昇格できず大卒3年目で構想外となった。


◆ 選手コメント全文

▼ 牧野翔矢選手

一番の思い出は初出場、初ヒットを打った4月6日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦です。

岸投手から打ちました。前日は緊張していましたが、当日になってやってやろうという気持ちが強くなったの覚えています。

今後の事は未定です。

これまでたくさんの声援をいただきありがとうございました。


▼ 齊藤大将投手

これまでを振り返ってみて、ファンの方々の期待に応えることができず悔しいですし、申し訳なく思っています。

結果を出すことができず苦しかったです。ただ、今年後半になってからはいいボールを投げられるようになったと思います。

今後については未定です。


▼ 粟津凱士投手

一番印象に残っているのは初登板です。ただ、それよりもプロに入ってからの悔しさの方が大きいです。

手術後1年間ぐらいはボールを投げられず、またそれ以降キャッチボールはできても、試合で投げられなかったのは本当にきつかったです。

今年の7月にやっと試合で投げることができて、うれしさもありましたが結果もださなければいけないというプレッシャーを感じていました。

今後は未定ですが、リハビリ中もファンのみなさまから応援メッセージをいただいて励みなりました。

これまでたくさんの応援ありがとうございました。


▼ 伊藤翔投手

プロに入って一番の思い出は、2018年と2019年に2年連続でビールかけに参加できなっかたことです。

今後は未定ですがまだリハビリ中ですし、まずは肘の状態を万全にすることだと思います。

これまでいろいろな方にお世話になりました。術後の育成契約後もたくさんの方から暖かいメッセージをいただいたおかげで1年間がんばってこられました。

感謝の気持ちしかありません。


▼ 上間永遠投手

普段緊張することはあまりないのですが、一軍での初先発(2021年4月8日東北楽天ゴールデンイーグルス戦)の時は、これまで経験したことがないぐらい緊張しました。今でも鮮明に覚えていて、この先も忘れることはないと思います。

一軍ではあまり投げることはできませんしたが、ファームでも毎試合ファンの方から応援していただいてありがとうございました。

今後は未定です。


▼ 出井敏博投手

最後まで使っていただいた西口ファーム監督、昨年のイースタン・リーグ開幕戦に先発させていただいた当時の松井二軍監督、僕の野球人生に携わっていただいたすべての方々に感謝の気持ちで一杯です。

学生時代は無名で、まさかプロ野球選手になれるとは思ってもいませんでした。3年間、ファンのみなさまの声援がすごく力になりました。応援ありがとうございました。

今後は、未定です。

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