若鷹の痛恨被弾…解説陣はどう見た? 五十嵐氏「この涙を力に変えなければ」

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2022.10.2(日) 06:44

延長11回、西武・山川(中)のサヨナラ弾に沈むソフトバンク・藤井(左)と海野(右)

◆ 前打者への配球、“千賀&甲斐”との差を指摘する声も…

 ソフトバンクは延長11回に藤井皓哉が山川穂高に決勝2ランを浴び、1-3でサヨナラ負け。引き分けでも優勝決定だったが、マジック「1」のまま今季最終戦を迎えることになった。

 ソフトバンク打線は西武先発・松本の前に7回まで無得点。8回も小刻みな継投に封じられた。それでも土壇場9回、西武守護神・増田達至から、4番・柳田悠岐が23号ソロを左翼席へ運び同点。

 しかし、延長戦突入後は追加点を奪えず、11回裏に5番手・藤井が山川にサヨナラ2ランを浴びた。痛恨の一発を許した藤井と、8回からマスクを被っていた海野隆司は2人揃って涙。チームメートに励まされながら、グラウンドを後にした。

 1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の五十嵐亮太さんは、この試合で先発した千賀滉大と甲斐拓也のバッテリーが、執拗に山川の内角を攻めていたことを振り返り、「これくらい投げないと抑えられないというソフトバンクバッテリーの決まり事みたいなものがあったと思う」と分析。

 しかし、決着が付いてしまった11回、「(山川の)前の打者である森選手が(中前安打を)打ったのはフォーク。山川選手はその打席を見ていたと思う。フォークでカウントも取ってくるし、決め球にもなると。それで2球目のフォークを結構いい形で空振りしているんですよ。ここで2-1でフォークで来るだろうという“読み”ですよね。海野選手と藤井投手は比較的若い方なので、この辺の“読み”で山川選手のほうが上手だった」と振り返った。

 千賀と藤井は同じ変化球「フォーク」を決め球に使う右腕だが、同番組に出演した谷沢健一さんは「(千賀と甲斐も)フォークを投げるんだけど、長打にならないような投げ方をしていた。決して狙わせない(配球)。ところが海野と藤井のバッテリーはまだ若いんですよ。経験値がないから、どうしてもフォークを空振りしたから続けて投げてしまった」と、両バッテリーの間に工夫の差があったと指摘。決勝弾の瞬間はフォークを狙いやすい状況にあったとの見解を示した。

 ソフトバンクにとっては優勝目前で痛恨の1敗となってしまったが、2日・ロッテ戦(ZOZOマリン)に勝つか引き分け、仮に負けたとしても同日の試合で2位・オリックスが引き分け以下となることで、2年ぶり22度目の優勝を決めるチャンスも残っている。

 自らも現役時代に救援失敗の経験をしてきた五十嵐さんは「まだ明日も続くので、この涙を力に変えなければならない。今日の配球もそうですし、こういった反省を次に活かすというのがとても大事になってくる。もちろん今日は辛いと思うんですけど、明日も続くので頑張ってもらいたい」と、悔し涙を流した若鷹バッテリーにエールを送った。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


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