【西武】十亀剣投手が現役引退を表明「妥協と言い訳はしないようにやってきた」
スポーツ報知
- ニュース
2022.9.30(金) 15:50
西武・十亀剣投手(34)が30日、所沢市内の球団事務所で会見し、今季限りでの現役引退を表明した。
会見にはユニホームを着て壇上に上がり「最後まで戦うぞという姿勢を見せたかった」と表情を引き締めた。今季は開幕1軍スタートも5月30日に2軍落ち。「このままではライオンズの戦力になれないと感じた」と引退の理由を説明した。
2011年ドラフト1位で西武入りし、大エース・東尾修さんがつけていた「21」の背番号を与えられるほど期待されていた。右横手からの速球、変化球を武器に1年目は主に中継ぎで41試合に登板し6勝14HP。15年は先発で11勝を挙げ、18年、19年もリーグ優勝に貢献した。「優勝した時はうれしかったですし、妥協と言い訳はしないようにやってきた。それが誇りです。1000イニングを目標に頑張ってきて達成できず心残りですが、ライオンズの勝利に少しは貢献できたのはよかった」と表情を崩した。
今後の進路については未定だが「まずは家族とゆっくりしたい」という。今季最終戦となる10月2日の日本ハム戦(ベルーナドーム)に登板予定。「もがいてあがいた結果をそこで出したい。ライオンズファンには十亀がいたぞというものを感じてほしい」と話し、11年間の集大成を披露するつもりだ。
◇十亀 剣(とがめ・けん)1987年11月7日、愛知・豊田市生まれ。34歳。愛工大名電から日大、JR東日本をへて2011年ドラフト1位で西武入り。ここまでの通算成績は258試合登板、53勝50敗3セーブ、防御率3・99。183センチ、88キロ。右投右打。
関連ニュース
・【西武】3年ぶりのCS進出 辻発彦監督が練習前に訓示「失うものはない。挑戦者のつもりで」
・【西武】今季で現役引退の内海哲也 10月2日ジャイアンツ球場でサヨナラ登板…イースタン巨人戦
・【西武】3位確定で3年ぶりのCS進出が決定 辻監督「本当に選手がよく頑張ってくれた」
・【西武】山川穂高デザイン「完食」文字入りカレー皿が特典に! 2023年ファンクラブ 入会受付を開始
・【西武】今井達也8回0封!平沼翔太V弾!甲子園V腕共演で1-0勝利…29日楽天黒星ならCS進出決まる