日本ハム・BIGBOSSあらため新庄監督が来季続投明言「開幕戦は左のエース加藤投手」
ベースボールキング
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2022.9.28(水) 22:41
BIGBOSSに別れ…ホーム最終戦セレモニーでSHINJO劇場
◆ 監督続投を明言「来年は日本一」本拠地移転を控える日本ハムのBIGBOSSこと新庄剛志監督が、今季のホーム最終戦後のセレモニーでファンに挨拶。来季の監督続投と、12球団最速で2023年シーズンの開幕投手を発表した。
試合終了後に選手とともに場内を一周すると、札幌ドームはコンサート会場さながらに暗転。エリック・クラプトンの『ティアーズ・イン・ヘブン』をBGMにBIGBOSSが登場すると、スポットライトを一身に浴びながら監督1年目を振り返るように語った。
「今年は悔しくて悔しくてたまりませんでした。試合に勝てなかったから悔しかったわけではありません。目をギラギラさせて試合に臨んだ選手たちがチャンスで打てなかったり、ピンチで打たれたり、その姿を見て、ものすごく悔しかったです。開幕してから数カ月が立ち、まわりからお前のメチャメチャな考えで、メチャクチャな采配で選手をおもちゃにするな。ファンは宝物と言っておきながら、勝つ気ねえじゃねえか。ファンは勝ちが見たいんだ。頼むから辞めてくれ。なんであの選手を使わないんだ。もうちょっと勉強しろ。そういう毎日を過ごしました。でも選手を成長させるために1年間ブレずにやり通しました」
「しかし、結果はファンを悲しませたダントツ最下位です。この責任は監督、BIGBOSSが悪いです。本当に本当に短い1年でしたけど、今シーズンをもってBIGBOSSのユニフォームを脱ぎます。ありがとうございました」
BIGBOSSは背番号1のユニフォーム脱ぎマウンドへ。一度フィールドから姿を消すと、しばらくして「SHINJO」背番号1のユニフォームを着用して再登場。再びマイクの前に立った。
「今日の午後4時に川村社長から呼ばれ、希望でしかないファイターズの指揮を来年も執ってほしいと言われました。その返事はまだしてません。まずは今日ここに来てくれているファンのみんなにききたいと思います。来年、新庄剛志でエスコンフィールドで監督の指揮をとってもいいですか。(場内拍手喝采)たまに突拍子もない事をしてしまいますが、根はいいやつです。畑オーナー、川村社長、いま返事します。よろしくお願いします!」
「来年からエスコンフィールドに移動します。来年の大事な開幕戦は、左のエース、加藤投手に任せたいと思います。来年は2位も6位も一緒です。日本一だけを目指してブレずに戦っていきたいと思います。みなさんついてきてください!今日はありがとうございました!札幌ドームありがとう!」
仰天演出とサプライズ発表の連続で、幕を閉じたSHINJO劇場。監督就任1年目はレギュラーシーズン1試合を残して58勝81敗3分の借金23と苦しい戦いが続いた。新球場で迎える来季へ向けて指揮官は堂々と優勝宣言。2023年3月、エスコンフィールド北海道で新たな歴史が始まる。