◆パ・リーグ　西武４―１ソフトバンク（２７日・ベルーナドーム）

　希望を乗せた打球は左翼ポールのわずかに外側を通過した。３点を追う９回１死一塁。一度は本塁打と判定された今宮の打球はリプレー検証の末、ファウルとなった。一度ダイヤモンドを一周していた今宮は再度の打席で空振り三振。連勝が３で止まり、藤本監督は「もう切り替えていくしかないんでね」と強調した。

　石川が初回２死から森に四球を与えると、山川に先制２ランを被弾。５回も２死一、三塁から四球で満塁とされ、愛斗に２点打を浴びた。レギュラーシーズン最終登板は５回５安打４失点。自身初の１０敗目を喫し「今日は全て自分の責任です。本当に申し訳ない」とうなだれた。

　だが、２位オリックスも敗れたため、マジックは一つ減って「３」に。最短Ｖは３０日のままだ。「両方とも負けたんやから。（今日は）試合なかったということで」と指揮官。泣いても笑っても残り４試合。２年ぶりの覇権を全員で奪いにいく。（中村　晃大）

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