【ソフトバンク】千賀滉大「いい思い出ができた」甲斐拓也、牧原大成の育成同期トリオで場内一周

スポーツ報知

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2022.9.25(日) 21:02

ファンの声援に応える(左から)千賀滉大、牧原大成、甲斐拓也(カメラ・石田 順平)

◆パ・リーグ ソフトバンク10―0ロッテ(福岡ペイペイドーム)

 ソフトバンクが、2010年の育成ドラフト同期の3選手の活躍で、マジックを5に減らした。

 育成4位だった千賀が制球に苦しみながらも6回無失点の好投。3回に同5位の牧原大が適時打を放つと、4回には同6位の甲斐が左翼テラス席に今季1号となる3ランを放った。

 甲斐と共にお立ち台に立った千賀は「『(ホームラン)ボールを拾わんと』と(甲斐に)言ったら『要らねえよ』と言われました」と正捕手をイジり、場内を沸かせた。一方の甲斐は「今年のゲームも少なくなって来ている中、千賀とこうやってバッテリーを組むのを1試合、1試合、大事にやっていこうと思っている」と、海外FA権の取得条件を満たしたエースの境遇を思ってか、しみじみと話した。

 ヒーローインタビューが終わると、ベンチで見守っていた牧原大も加わり、3人そろって場内のファンに手を挙げて回った。最後はマジック5と左精巣の腫瘍摘出手術から帰って来た大関の復帰を祝い、両手を広げた「どすこいポーズ」で記念撮影に収まった。

 千賀は「別にマッキー(牧原大)もお立ち台に立っても良かったと思うんですけど。3人で回って、いい思い出ができました」と振り返った。苦楽を共にしてきた育成の星が、し烈なペナント争いの佳境でさん然と輝いた。

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