【ソフトバンク】明石健志、引退会見で感極まる 愛妻から「よく頑張ってくれてありがとう」一問一答<上>
スポーツ報知
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2022.9.23(金) 13:47
ソフトバンク・明石健志内野手が23日、ペイペイドームで会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。山梨学院大付高から03年ドラフト4巡目でダイエー(現ソフトバンク)に入団。現役では投手の和田とともに、野手では最後の“ダイエー戦士”としてチームを長年支えてきた。24日のロッテ戦(ペイペイD)後にセレモニーが行われる。明石は19年間のプロ生活を振り返り、感謝の思いを口にした。以下は一問一答の上。
(冒頭あいさつ)
「本日はお集まり頂き、誠にありがとうございます。私、明石健志は今季をもちまして現役を引退することをここにご報告させて頂きます。このようなあいさつの場を作って頂いた福岡ソフトバンク球団の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。ファンの皆様には熱い声援をいつもして頂き、叱咤激励も何回も頂きました。本当にありがとうございました。そして、報道関係の皆様、明石健志という1人の選手を世に出してくれて、色々取材してくれて本当にありがとうございました。19年間という長い間、本当にありがとうございました」
(一問一答)
―19年間、お疲れ様でした。決断理由は。
「皆さんが見ての通りだと思うんですけど、やっぱりこの何年間というのは自分自身、物足りなさを感じるシーズンが多かったですし、うーん。そうですね。力不足と言ってしまえばそれまでなんですけど、それが引退を決めた理由です」
―具体的にどう感じていたか。
「走攻守において物足りなさは自分でも感じていたんですけど、やっぱり打撃とかで言えば、150キロのボールをはじき返せなくなってきているなということも感じましたし、もっと速く反応しないとと思うと、ボール球を振るようになった。走っていても以前とは加速もキレも違えばというのがやっぱり大きな要因です」
―度重なる故障、腰を痛めてプレーしていた。
「はい、やっぱり試合に出る以上、いい状態を保ちながらやりたいというのを選手は思うと思うんですけど、なるべくできる限りのパフォーマンスを出せるようにはやっていました。でもこの世界は簡単ではない。悪いところがあれば、おのずと結果が出ないということが多いと思う。腰のケガをしてしまったのは誰が悪いとかではなくて、僕がケガをしてしまった。この世界は全部自分の責任。痛くなるとは思っていなかったんですけど、結果的にこうなったという感じですね」
―どのタイミングで決断を。
「まあ何と言うんですかね。僕は自分から引退しますというような選手ではないと思うんで。最後まで頑張りたいという気持ちがありましたし、それを肩をたたかれたりとか、もう無理だと思ってしまったので、そこは僕のメンタルと言いますか、ちょっと足りなかったかなというところです」
―無理だと思う前に葛藤があったとのでは。
「正直、本当につらいのはつらかったんですけど、その中でもやっぱりパフォーマンスを出したいという気持ちが多かったので。まあ難しいですね。そこは」
―引退をすると決めて最初に報告したのは。
「妻に伝えました」
―本日も会場来られている。どういうやり取りが。
「はい。まあ『野球を辞めるかもしれない』と伝えたら。『よく頑張ってくれてありがとう、お疲れさま』って言われました」
―家族の支えがないとと1000試合出場の時も言っていた。支えというのは。
「本当に小さい息子が1人いるんですけど、妻からしたら大きい子どもがもう1人いるような感じだと思うので。でも僕の気持ちを伝えて、スッキリして、辞めることができました」
―奥様に伝えた後、球団の人たちへの報告は。
「まず両親や妻の両親、いとこに伝えさせてもらって、その後にお世話になった人、僕に関わってくれた方々、まあ母校の野球部のみんなとか、色んな人に連絡をさせてもらいました」
―どんな言葉をかけられたか。
「19年間、お疲れさま、さみしいけど、よく頑張ったねという言葉を頂きました」
(下に続く)
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