オリックス・吉田正が先制HR&土壇場同点打 谷繁氏「4番としての“すごみ”」

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2022.9.20(火) 07:14

オリックス・吉田正尚 (C) Kyodo News

◆ 「やっぱり頼りになる男」

 オリックスは主砲・吉田正尚が4打点の活躍で首位ソフトバンクに逆転勝ち。

 吉田正は初回、ソフトバンク先発・東浜巨のカーブを完璧に捉え先制19号2ラン。1点を追う9回2死一・二塁でモイネロの初球スライダーに反応し、ライト前に値千金の同点タイムリーを放った。土壇場で追いついたオリックスは延長10回に二死満塁から宗佑磨がサヨナラの中前適時打を放ち、ソフトバンクに3連勝でゲーム差「0」に迫った。

 19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷繁元信氏は吉田正の活躍について「もうこれはすごいですよ」と驚嘆の声を上げ、「今日は4番としての“すごみ”というか、一打席目のホームランは打ったカーブを狙っていないと思うんですよ。(ソフトバンクバッテリーも)狙っていない球を投げたんですが、でも、あたかも狙ったような打ち方ができる」と、初回の完璧弾を振り返り、「9回ツーアウトの絶体絶命の場面で初球からモイネロのスライダーを打てる。これもストレートに合わせていたと思うんですよ。でも、甘く入ってきたスライダーをしっかりヒットにできる。この技術はすごいですよ」と絶賛し、「こういう大事な試合で今日4打点。やっぱり頼りになる男ですよね」と締めくくった。

 同じく解説を務めた谷沢健一氏は「昨年にリーグ優勝したことで、こういった修羅場で最後まで諦めないという下地が醸造されている。それが土壇場での強さに表れている」と、一丸となって勝利つかんだチーム力を評価した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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