【西武】内海哲也投手兼任コーチが引退会見「やりきった思いでいっぱいです」

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2022.9.19(月) 09:59

引退記者会見にサプライズ登場した投手陣に笑顔を見せた内海哲也(中央、カメラ・橋口 真)

 今季限りでの引退を表明している西武・内海哲也投手兼任コーチが19日、埼玉・所沢市内で引退会見に臨んだ。

 「やりきりました」と記されたボードの前に設定されたひな壇にユニホーム姿で座った内海は、晴れやかな表情で「現役19年間、いろんなことがありましたが、今はやりきった思いでいっぱいです」とあいさつした。

 引退を決断した理由については「今シーズン始まってから、ずっとどこかでやめないといけないなという気持ちがあって、それでも1軍に呼んでいただいてファームでも調子がよかったので迷ったのですけど、コーチ兼任で今年1年やらせてもらって、若い選手が伸びてきて1軍の舞台で活躍する姿を見たいと思いましたし、僕がいればそれが足かせとなって邪魔をしかねないというのもありましたし、今年が引き際としては一番いいと思って決断しました。ここ数年、1軍の登板機会が少なくなりましたし、たまにいくと昔みたいに絶対に抑えられるという自信というのも少しずつなくなってきましたし、そういう気持ちで1軍のマウンドに立っても自分自身違うなと思ったことなので、決断しました」と話した。

 西武での4年間を振り返ると「感謝しかないですね。本当だったらもっと早くユニホームを脱ぎなさいと言われてもおかしくなかったので、自分が決めるまでやらせていただいたので、本当に感謝しかありません」と目を赤くして声を詰まらせた。

 会見後は“弟子”の渡辺勇太朗がサプライズで登場し、手紙を朗読。「ほめてもらったことや、しかられたことが走馬灯のように浮かびます。内海さんに出会い、教えていただいたことが財産です。4年間本当にありがとうございました」と読み上げると、2人とも声を詰まらせた。

 会見の最後には現時点で登録されているエンスを除く1軍投手全員と十亀、武隈が登場、増田と十亀から花束を贈られて、笑顔をみせていた。

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