日本ハム・清宮の打撃に解説陣も熱視線 チームを救う犠飛から見えた“成長”

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2022.9.16(金) 06:29

BIGBOSSも清宮を称える (C) Kyodo News

◆ 「すごく成長している」

 日本ハムは敵地でオリックスに2-3の惜敗。

 1点ビハインドの9回に追いつき、延長戦まで持ち込んだが、最後は代打・若月健矢にサヨナラ打を浴びた。




 1-2で迎えた9回表。相手守護神・平野佳寿に対し、先頭の上川畑大悟が安打で出塁。つづく谷内亮太が追い込まれながらもバントを決め、代打・松本剛が安打で続いて一死一・三塁のチャンス。ここでベンチは代打・清宮幸太郎を送った。

 2ボール・1ストライクからの4球目、内角の147キロを弾き返すと、大きな飛球がライトへ。これが犠飛となり、日本ハムが土壇場で試合を振り出しに戻した。

 試合に勝利することはできなかったものの、チームを救った執念の1打席。15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も、この一打に清宮の成長を実感する。



 達川光男氏は「初球からフォークを3球続けられた中、2球は見極めて次の甘いボールを振りに行った(結果は空振り)。捕手の伏見はあまり落ちが良くないなと思って、そこでインサイドで詰まらせようとしたんですね」と相手バッテリーの意図を解説。

 その中で4球目、「内角のボール気味だったと思いますが、上手いこと打ち返しましたよね。インサイドのさばきがめちゃめちゃ良くなっている」と、厳しいコースを一撃で弾き返した技術を称えた。

 同じく番組に出演した笘篠賢治氏も「チャンスで積極的に行きなさいと言われてきた中で、2つフォークをしっかりと見送ることができましたよね。そして次、甘めに来たフォークは振りに行く。これまでの経験が活きたと思いますね。すごく成長している」と、打席での落ち着きに言及。

 今季は118試合の出場で打率.206と苦しんでいる中、シーズンを通じて得た経験が詰まった1打席。今後の飛躍を予感させるような4球だったと解説陣は強調した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』




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