【西武】金子侑司97、98年V2復刻ユニで松井稼頭央ほうふつ…1番打者で躍動0差2位浮上

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2022.9.12(月) 06:30

西武・金子侑司

◆パ・リーグ 西武3―0日本ハム(11日・ベルーナドーム)

 「ライオンズ クラシック」と銘打って行われた10、11日の日本ハム戦。西武は1996年から2001年まで着用した上着が鮮やかなブルーのビジター用ユニホームで戦った。当時のキャッチフレーズは「Hit! Foot! Get!」(ヒット・フット・ゲット)。97、98年のリーグ連覇時は俊足の松井、大友が出て高木大、鈴木、マルティネスといった中軸がかえす流れ。当時を思い出させる攻撃パターンがこの日、何度かあった。

 3回、1軍に戻ったばかりで1番に入った先頭の金子が中堅右へ三塁打を放つと、源田も右中間へ適時三塁打で続き、森の中犠飛で生還した。前日の9回、中村が放った適時打が37イニングぶりと打線は停滞。流れを変えるための金子の1番起用だった。「(松井)ヘッドコーチと(平石)打撃コーチが1番でいきましょうと言うから。やっぱりよかったですね」と辻監督。初回は1死から源田が中前打で出ると、森の打席でエンドラン。スピードのある選手を起用し、足を絡める攻めで閉塞(へいそく)感を打ち破った。

 連敗を3で止めて首位・ソフトバンクとゲーム差なしの2位に上がり、自力優勝の可能性が復活した。98年も9月11日時点で2ゲーム差に4チームがひしめいていたが、最後に抜け出したのは西武。「Hit! Foot! Get!」の野球を今こそ見たい。(西武担当・秋本 正己)

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