“大黒柱あってこそ”の単独首位浮上 オリックス・山本由伸を解説陣が絶賛

ベースボールキング

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2022.9.11(日) 06:59

今季13勝目を挙げたオリックス・山本(右)と若月(左)

◆ 最大11.5差をひっくり返し単独首位

 オリックスがゲーム差なしに迫っていたソフトバンクとの首位攻防戦を制し、今季129試合目にして初めて単独首位に浮上した。

 エラー絡みで初回に先制を許すも、すぐさま2回に追いつき、3回には主砲・吉田正尚が右翼席へ特大15号ソロを放り込み逆転。さらに4回にはドラ4ルーキー・渡部遼人にプロ初安打となる適時打が飛び出すなど、一気に試合の主導権を奪い返した。

 投げては先発の山本由伸が7回4安打2失点と試合を作り、ハーラーダービー単独トップを独走する13勝目。エースは初回の守乱も最少失点で切り抜け、チームを勝利に導くエースの働きをみせた。

 オリックスは5月11日の時点で首位の楽天と11.5ゲーム差の4位にいたが、上位球団がもたつく間にジワジワと差を詰めての大逆転。3チームで並んだ3月25日の開幕日以来となる首位に立った。

 10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の江本孟紀さんは「前半戦を見たらここまでこれるかどうか、かなり心配されましたけど、チームの柱である山本がずっと崩れてないでしょう。(山本が)最後の最後まで、ここまでチームを引っ張っていくピッチングをできたことが大きいんじゃないか」と、大エースの働きがあってこその逆襲だったと強調。

 また、同じく番組に出演した斎藤雅樹さんは「(オリックスは)前半から諦めずにというか、しぶとくひたひたと頑張っていた。山本由伸は年間通して良かったですし、その他のピッチャーも上がってきてますからね」と、投手陣を中心とした戦いが実を結んでいると分析した。

 オリックスは10日終了時点で、西武に次ぐチーム防御率2.78をマークしており、8月以降に限ってはリーグトップの好成績。

 その中心にいるエースの山本は防御率・勝利数・勝率・奪三振の主要4部門でリーグトップに立つ圧巻のパフォーマンスを見せ、ひとりでチームの貯金と同数の貯金8(13勝5敗)を稼いでいる。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


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