日本ハム・近藤が決勝アーチ 通算1000安打も達成「今となっては通過点」

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2022.9.10(土) 19:13

日本ハム・近藤健介 (C)Kyodo News

● 西武 1 - 2 日本ハム ○
<22回戦・ベルーナドーム>

 日本ハムの近藤健介外野手(29)が10日、西武戦の初回に右前打を放ち、史上314人目の通算1000安打を達成した。同点の延長10回には7号ソロを放ち3打数3安打2打点の大活躍。節目の試合を自らの決勝アーチで飾った。

 一死一塁だった初回の第1打席、西武先発・松本の直球を右前へ運び、これが節目の1000安打目。一塁ベース上で記念のパネルを手渡され、笑顔を浮かべながら高々と掲げた。

 両軍無得点のまま迎えた8回の第4打席は、西武2番手・平良から右中間突破の適時二塁打をマーク。1001安打目は均衡を破る先制打となった。さらに、同点に追いつかれた直後の延長10回は、二死無走者の場面で西武守護神・増田のカーブをフルスイング。完璧に捉えた打球は右翼席中段に着弾する決勝アーチとなった。

 3打数3安打2打点の猛打賞に加え、3回の第2打席は四球、6回の第3打席は死球で一塁へ向かい全5打席出塁。チームが計4安打に抑えられた試合で存在感を示した。

 試合後、ヒーローインタビューに応じた近藤は、決勝弾について「2アウトだったので、ある程度は大きいのをイメージしていたが、まさかホームランになるとは思っていなかった。最高の結果になってよかったかなと思います」とコメント。

 通算999試合目で1000安打に到達。プロ入り11年目で通算打率.307を誇るバットマンは、「入ったときはこんなに打てるとは思ってなかった。でも、今となっては通過点なのかなと思うので、これからもどんどんヒットを積み重ねていきたいと思います。ケガが多かった中で、うまい具合に使ってもらって、ここまで出させていただいた。いろんな方に感謝しています」と、これまでのキャリアを振り返った。

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