【日本ハム】北海道ボールパークFビレッジ内「オルパ」では野球談義楽しみながらグランピング

スポーツ報知

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2022.9.10(土) 05:05

北海道ボールパークFビレッジ内にできる「オルパ」の宿泊棟イメージパース図(c)H.N.F.

 北海道ボールパークFビレッジも建設が順調に進んでます。8日にはグランピングができる施設「オルパ」の事業展開が発表されました。

 僕も去年のシーズンオフ、グランピングに初めて行ったんです。千葉のゴルフ場と併設している所で。夜、真っ暗なところで目の前で火をたいて、今の言葉でいうと「エモい」っていうのがはまるのかな。何かカッコいいなとか、こうやってる自分いいよねって(笑い)。その時間と環境に浸ることができました。何も他のことを考えず、自分の聞こえる範囲で音楽聞いたり本を読んだり。お金じゃ買えない、自分を高めるとかいうところにうまく使えるなって思いましたね。

 バーベキューっていざやるとなると、なかなか難しいじゃないですか。じゃあ、Fビレッジに行ってグランピングしようとなれば。着替え一つ持って行けば、タオルやご飯もついている。球場の外で試合の雰囲気を感じながら、それを話のネタにしてジンギスカンを食べるとか。これいいなと、僕も思いますね。

 球団として、野球を見せるだけだったら今の札幌ドームでも変わらない。当然プロスポーツチームなんで、ファイターズの野球がメインなんだけど、その周りでできることをしたいなと。野球を見に来たけど、周りにこういうものがあるから今度ここに来てみようとか。試合をやってない時も来て泊まれますよとか、グランピングできますよって。もちろん楽しむ側がメインの方もいれば、野球がメインの方もいる。ただどっちをとっても付加価値にはなるのかなと。それをしたかったからこそ、自分たちの箱を作りたかったんです。

 野球好きな人は、そこに見に行くことが俺の生きがいなんだとか、ファイターズ応援するためにと思ってくれる。それは選手やチームからしたら本当にありがたいことなんです。ただ野球をする場所にいかに興味を持ってもらえるかという部分で、いろんなものを提供することこそがファイターズの試み。キャンプが好きな方、サウナが好きな方が来た時に「野球やってんじゃん、一回見に行こうよ」ってなればと思うんです。

 目指すのは生活の中にファイターズがあって、ファイターズの中に生活があるというところ。新球場一体はもう街なんですよ、Fビレッジというくらいですから。今度はここ見たいよね、ここでご飯食べたいよねって思ってもらうのは、新球場でやって行かなきゃいけないところだなと。みんな初めは絶対来てくれる。ただ次も来ていただけるかってなった時、今度はファイターズ応援したい、今度はキャンプに行きたい、風呂に入りたいって思ってくれるような人が増えてくれることを、願ってます。(元日本ハム・谷口 雄也)

 ◆谷口 雄也(たにぐち・ゆうや)1992年6月1日、三重県生まれ。30歳。愛知・愛工大名電高から2010年ドラフト5位で日本ハムに入団。外野手として、12年から通算272試合に出場。16年には自己最多の83試合に出場し、日本一に貢献。21年10月25日に現役引退を発表。通算打率2割4分1厘、7本塁打、42打点。今年1月、ファイターズスポーツ&エンターテイメントに入社。今企画のタイトルは現役時代の愛称「きゅん」から取っている。

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