大矢氏「あれは判断がまずかった」オリックス走塁ミス響き痛恨2連敗
ベースボールキング
- ニュース
2022.9.8(木) 07:14
今季の札幌ドーム最終戦を落としたオリックスナイン
◆ フェン直打で二塁走者が生還できずオリックスは最下位の日本ハムを相手に痛い2連敗。試合終盤には走塁ミスで絶好機を逃し、1ゲーム差で追いかける首位ソフトバンク、2位西武と再び0差に詰め寄るチャンスを逃した。
試合の分岐点になったのは、2-3のオリックス1点ビハインドで迎えた8回表。先頭の1番・福田周平から始まる好打順で無死一・二塁のチャンスを作り、3番・吉田正尚が強烈な右翼フェンス直撃打を放ったものの、二塁走者の福田が右翼手・万波中正のフライキャッチを装うフェイクプレイに騙されたのか、本塁まで生還できずに三塁でストップ。
なおも無死満塁と絶好機は続いたが、頓宮裕真と宗佑磨がリリーフ右腕・井口和朋の前に連続三振に倒れ、安達了一も右飛で凡退。同点機を打球判断ミスで逃し、一打逆転のチャンスで中軸にあと1本が出なかった。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の大矢明彦さんは、8回無死一・二塁から二走・福田が右翼フェンス直撃打で生還できなかったプレーについて、「打った吉田が塁上に行ったときに『なんで還ってないの?』っていうような顔もしていた。これは判断がまずかったかな」とコメント。
同じく番組に出演した阿波野秀幸さんも「ノーアウト一・二塁なので二塁ランナーはタッチアップ優先なんですけど、(右翼手の)万波の仕草を見てあれ?って思った。野手の動きを見すぎてしまったのか…やっぱり痛いですね。あそこで1点とれていれば」と、同点機を逃したオリックスの攻撃を振り返った。
試合後には中嶋聡監督が「なんとも言いようがないですけど、ミスはミス」と話しており、大矢さんも「正直、今日は(オリックスが)勝っていた試合。かなり痛い試合であることは間違いない」と話す痛恨の黒星。8日から西武、ソフトバンク、楽天と上位対決が続くオリックスにとっては、最下位チームを相手に手痛い“取りこぼし”となってしまった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』