【西武】森友哉、山川穂高、呉念庭が3者連続弾で首位ソフトバンクと0差キープ…クリーンアップ18年以来
スポーツ報知
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2022.9.7(水) 06:25
◆パ・リーグ 西武3―2ロッテ(6日・ベルーナドーム)
0ゲーム差にひしめくパ・リーグの上位3チームは明暗が分かれた。2位の西武は森友哉捕手(27)、山川穂高内野手(30)、呉念庭内野手(29)の3者連続本塁打でロッテを破った。首位のソフトバンクも楽天に勝利したため、2チームのゲーム差は「0」のまま。3位のオリックスは日本ハムに敗れ、1ゲーム差に後退した。し烈な首位争いは一進一退の攻防が続く。
狙うのは今しかない。4回2死まで完全投球を続けていた石川が、森に先制弾を浴びて肩を落としていたのを山川は見逃さなかった。「狙っていましたね。投手がガックリ来ている時に、もう一丁というのは思っている」。フルカウントからファウルで6球粘った13球目。真ん中低めのカットボールを左翼席中段へ運んだ。6試合ぶりの38号ソロを放ってベースを1周すると、打席に向かう呉念庭に「3者連続いけよ」と声をかけた。その呉が右越え5号ソロで応え、山川は「呉が打った時はうれしかったですね」とチーム3年ぶりの3連発を素直に喜んだ。
先週5試合は17打数1安打と結果は出ていなかったが、少しも落ち込むことはなかった。「ずっと同じ打ち方ができれば理想ですけど、自分の感触、感覚がよくなることを目指しています。何打数無安打とか何試合本塁打が出ていないとか分からないですし」。目先の数字に左右されず、自分の打撃を貫くことだけに集中する。38本塁打、81打点はリーグ2冠。「本塁打だけは絶対に譲りません。打点も1位なのでそこも譲りたくない」とタイトル獲得宣言が飛び出した。試合前までゲーム差0に上位3チームがひしめく大混戦。初戦を制して辻監督は「大きいよ。毎日が大きい」と1勝の重さをかみしめた。
3連発が飛び出した18年、19年はいずれもリーグ優勝したとあって「選手でも経験してきているけど、何点差をひっくり返したとか、何かあるぞと思うことがプラスになる」と吉兆ととらえた指揮官。山川は「何連勝とかできたら最高ですけど取れるゲーム、取れる点をしっかり取っておく。僕自身もそれを意識してやりたい」と3年ぶりの優勝、タイトル獲得を静かに見据えていた。(秋本 正己)
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