西武は『1・2番』が今後のキーマンか? 大久保氏「1番の“ざま”がチームに影響」

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2022.9.4(日) 07:14

西武・外崎修汰

◆ 頼れる主軸の前に「この2人が出塁しないと」

 西武は首位攻防第2ラウンドも敗れ、8月31日の日本ハム戦(ベルーナドーム)から3連敗。首位奪還とはならず、貯金は「7」に減った。

 ソフトバンクの先発・板東湧梧と相対した打線は、初回に3番・森友哉の7号ソロで先制するも、2回は無死一・二塁の好機を生かせず無得点。追加点は7回に生まれた7番・中村剛也の10号ソロによる1点に終わり、これで3連敗中はすべて2得点以下となった。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次さんは、「1・2番の外崎と源田。良いバッターなんだけど、この2人が出塁しないと、なかなか点は取れないですよね」と、2人揃って4打席凡退した上位打線に注目。

 「長打力がある森と山川の前に走者がいないと、ピッチャーはものすごく楽に投げられますから。これからの試合ではいかに1・2番が出塁するかということが大事になってくるでしょうね」と、シーズン最終盤の優勝争いは上位打線の働きがポイントになるとの見解を示した。

 また、同じく番組に出演した大久保博元さんは、初回の第1打席に直球2球で追い込まれ、フォークで空振り三振に倒れた外崎の打席内容にフォーカスを当て、「1番打者」としては物足りない内容だったと指摘。

 「1番は打ち取られる形も大事で、『みっともない』っていったら変なんですけど、三振するとか、完全に負けましたって感じで帰ってくると、チーム全体が『あれ?今日の相手は良いんじゃないか?』って疑心暗鬼になっちゃう。もちろんヒットが欲しいんだけど、1番の“ざま”ですよね。これがチームに影響してくる」

 西武の1・2番は、初回の第1打席で連続三振に倒れ、3回の第2打席は三ゴロ、空振り三振と、いずれもイニングの頭から出塁できず。大久保さんは「1・2番ともに始動が遅れている。簡単なことなんだけど、慌てて打ちたくなると(打撃が)小さくなっちゃうんですよね」と改善点も指摘した。

 4日の首位攻防カード3戦目は“難敵”千賀滉大が相手。勝てば再びゲーム差なしに迫るチャンスなだけに、まずは立ち上がりを攻略できるか、初回の攻防に注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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