【ロッテ】佐々木朗希「終盤で完投できたのはすごく意味あること」…完全試合以来の9回完投も1失点敗戦
スポーツ報知
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2022.9.3(土) 05:30
◆パ・リーグ ロッテ0―1オリックス(2日・ZOZOマリン)
最後の打者・岡が三振に倒れゲームセットが告げられるとロッテの佐々木朗希投手(20)は一点を見つめたまま、ベンチから数秒動かなかった。9回を97球4安打1失点9奪三振。完全試合を達成した4月10日以来の完投も、打線の援護なく報われなかった。
「球数少なくいけたことが結果的に完投につながった。シーズン終盤で今日のように完投できたことはすごく意味のあることだと思う」。4敗目を喫したが、自信につながる登板だった。この日は初回から2者連続初球セーフティーバントの“奇策”で揺さぶられ、「ちょっとビックリしました」と本音を吐いた右腕だったがしっかり処理。続く吉田正は3球三振に打ち取りわずか5球で初回を“料理”した。5回には死球と安打でピンチを招き、内野ゴロの間に先制点こそ許したが、その後も直球とフォークを軸に崩れなかった。
9回には2死満塁のピンチを招くも最後は宗を左飛に打ち取った。前回登板時は68・1%だったストライク率もこの日は74・2%と上昇。この日の最速161キロを9回にたたき出すなど、最後まで余力を残した力強いマウンドだった。
「今日しっかり(バントの)アウトを取れて自信になった。引き続き長い回を投げて、今日みたいな無駄な死球をなくしていければ」と朗希。チームの連勝は4でストップしたが、文句なしの快投で成長を見せつけた。(小田原 実穂)
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