ロッテ・美馬学 (C)Kyodo News

● ソフトバンク 0 － 7 ロッテ ○
＜20回戦・PayPayドーム＞

　大混戦のパ・リーグで上位浮上を目指す5位・ロッテが、ソフトバンクを相手に同一カード3連勝。上位相手に大きな白星を積み重ね、約1カ月ぶりの勝率5割復帰にリーチをかけた。

　ロッテは2回に5番・井上晴哉が右翼ポール際へ4号ソロホームランを放り込み先制すると、続く3回には連続四球で迎えたチャンスで3番・中村奨吾と5番・井上が適時打を放ち加点。相手先発のコリン・レイから効果的に得点を重ねて試合の主導権を握った。

　投げては中7日で先発した美馬学が7回まで散発3安打無失点の好投を見せ、9回には中村奨の10号2ランなどでダメ押しの3得点。3投手による2試合連続完封リレーで試合を締めくくり、美馬は自身3連勝で今季7勝目（6敗）を掴んだ。

　ソフトバンクは試合に勝てば単独首位に返り咲くチャンスだったが、カード初戦の2回から26イニング連続無得点と打線沈黙。この日は8番・増田珠が長打2本でチャンスメークしたものの、あと1本が出なかった。

　これで試合がなかった首位・西武とソフトバンクは1ゲーム差。5位・ロッテも首位まで5ゲーム差となった。