◆パ・リーグ　ソフトバンク５―１日本ハム（２１日・ペイペイドーム）

　日本ハムの松本剛外野手（２９）が、初の首位打者に前進する２安打を放った。２１日のソフトバンク戦（ペイペイＤ）は１―５で敗れ、６連敗を喫するも、２番指名打者で先発した松本は、１回に右前、８回は中前へ安打を記録。３割５分６厘の高打率をキープし「きょうは感じも内容も良かった打席が多かったなと思います」と振り返った。

　７月１９日のオリックス戦で左膝に自打球を当て、蓋骨下極骨折と診断された。１６日楽天戦で復帰しての６試合を終え「打席での感覚というか雰囲気が、だいぶいい方向に行けているかな」と好感触を得ている。左足の状況に関しても「日に日に良くなっている感じがある」と口にした上で「もう少しである程度、走れてくるかなっていうのはある。守備にも早く就きたいっていう思い」と守りでも貢献したい意思を示した。

　打率リーグトップでタイトルへの期待がかかる状況も、松本に過度な意識はない。「数字を求めすぎてもいいことないと思っているので。必死に食らいついていきながら、自分らしく一本一本積み重ねていけたら」。残り３１試合、その決意にぶれはない。「３１試合、もし出たら、３１本ヒットを打つ。それだけです」。そう表情を引き締めた。

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