楽天が逆転勝ちで首位と2ゲーム差! 仙台育英に負けじ田中将「イーグルスも優勝目指して頑張ってる」
ベースボールキング
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2022.8.20(土) 21:10
楽天・田中将大 (C)Kyodo News
○ 楽天 5 - 2 ロッテ ●<19回戦・楽天生命パーク>
楽天が5位・ロッテとのカード2戦目に逆転勝ち。依然としてリーグ4位ではあるが、大混戦のパ・リーグで首位を走る西武とゲーム差「2」に詰め寄った。
田中将大とエンニー・ロメロの両先発で始まった試合は、5回まで両軍スコアレスの投手戦に。楽天は6回表無死一塁から連続犠打野選に一塁手・鈴木大地の悪送球が重なり先制点を献上すると、さらに安田尚憲に左犠飛を許し2失点。打線が苦戦するなか、ミスをキッカケに主導権を譲る苦しい展開となった。
それでも、直後の6回裏の攻撃で、5ノーヒットに抑え込まれていた打線が奮起した。先頭の小深田大翔がチーム初安打となる右前打で出塁すると、すかさず二盗を決め、鈴木大地の連打で1点差。続く3番・浅村栄斗の左翼線二塁打で中継プレーが乱れる間に、一走・鈴木が長駆同点のホームに生還した。さらに、無死三塁のチャンスで打席に入った4番・島内宏明がロメロの2球目を完ぺきにとらえ右翼席へ決勝弾。鮮やかな4連打で試合をひっくり返した。
待望の援護点をもらった田中将は、逆転直後の7回を三者凡退に抑え、8回からリリーフ陣にバトンタッチ。終盤2イニングは西口直人、松井裕樹のリレーで逃げ切った。
7回(91球)を投げ6安打2失点(自責点0)の内容で今季7勝目(9敗)を掴んだ田中将は、決勝打の島内とともにお立ち台に上がり、「自分の中で『やってしまった』というところで、そのあとすぐに追いついて、島内が長打で点差を広げてくれて…。すごく救われた気持ちになりました」と味方の援護に感謝。
同日に夏の甲子園決勝進出を決めた仙台育英にも言及し、「いまは仙台育英が決勝に進んで、みなさんそちらの方で盛り上がってると思いますけど、イーグルスも優勝目指して頑張っているので、みなさん力をかしてください」と、最後は笑いも誘いつつ地元ファンへサポートを呼びかけた。