楽天・釜田、3年ぶり白星ならずも好投 解説陣も注目「素晴らしい復帰登板」

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2022.8.19(金) 07:09

楽天・釜田佳直 (C) Kyodo News

◆ 度重なる故障を乗り越えて…

 楽天が敵地で日本ハムに3連勝。

 18日の試合は釜田佳直が今季初先発。3年ぶりの白星とはならなかったものの、5回無失点の好投で復活をアピールした。




 2011年のドラフト2位で入団したプロ11年目の右腕は、ルーキーイヤーから7勝を挙げるなどの活躍を見せたが、近年は度重なる故障に苦しんで登板機会が激減。昨季は1試合の登板で4回5失点と打ち込まれ、勝ち負けなしの防御率11.25という成績に終わった。

 2014年に右肘のトミー・ジョン手術、2018年には右肩と右肘の手術を受けており、そんな苦境を乗り越えて掴み取った今季初登板。三者凡退に斬ったのは2回だけだったが、走者を背負いながらも要所を締める投球を展開。スコアボードに5つのゼロを並べた。

 味方が4回に1点を先制したため、2019年以来で3年ぶりとなる勝利投手の権利もゲット。7回にリリーフが失点して勝ち星は幻となったが、チームは2-1で勝利。釜田の力投が同一カード3連勝につながった。



 18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した阿波野秀幸氏は「若い頃は150キロくらいのストレートを投げていたんですが、今は丁寧に丁寧に投げている印象。味方の好プレーにも助けられましたが、素晴らしい復帰登板でした」と、この日の投球を称える。

 同じく番組に出演した池田親興氏も「自分の中でのイメージチェンジというのは難しいんですが、彼の場合は肩も肘も手術をしたということで、変えなきゃいけない状況になったんですよね。その点、踏ん切りもついているのかなと」とスタイルの変化が上手にできている点を強調。

 「見ていても躍動感はありながら、その中で球を動かして、打者からするとボールが来ないなという感じですよね。打者が前に出されるような感じで打ち取ることができていた」とその投球術を称賛した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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