【西武】「やられるまえにやれ!」ノーノー食らい4戦1点だけの天敵・東浜巨撃ちの理由は…担当記者が見た
スポーツ報知
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2022.8.19(金) 06:30
◆パ・リーグ 西武8―5ソフトバンク(18日・ベルーナドーム)
西武が今季、ノーヒットノーランを許すなど完璧に抑えられていたソフトバンク・東浜巨投手(32)から初回に5点を奪う猛攻を見せた。強力打線はどうやって難敵を攻略したのか。西武担当の秋本正己記者が「見た」。
やられる前にやる。それが西武打線の流儀だ。「常に積極的にいかないと、好投手は打てない」と辻監督は言葉を強める。ソフトバンクの先発・東浜にはここまでの4試合27回2/3で8安打でわずか1得点。5月11日の同カード(ペイペイD)で無安打無得点に抑えられた時は速球、シンカー、ツーシームを丁寧に投げ分けられてお手上げ状態だったが、この日は指揮官の狙い通りの攻撃をみせた。
初回、2点を先制されても選手は上を向いていた。1番の外崎が真ん中に入ってきた147キロの速球を見逃さず、左中間へ二塁打を放ち、続く源田も初球のシンカーを左前へ。山川の左前安打、呉念庭の同点中犠飛、オグレディの勝ち越し右越え15号3ランも甘い球を積極的に仕留めにいった結果だった。「ストライクを取りにきた球や甘い所を見逃したりすると打てる投手じゃない。集中力を持って甘い球を仕留められた」と一気に5点を奪って逆転した攻撃を振り返った指揮官。4試合で8安打しか打てなかった東浜から9安打7得点を挙げて見事に攻略した。
首位攻防戦を2勝1敗と勝ち越し、ソフトバンクとのゲーム差を2・5に広げた。「勝ち越したことは大きい。大事な試合だった」と辻監督。19日からは本拠地でオリックスと3連戦。6月18日の同カード(ベルーナD)で無安打無得点に封じられるなど、ここまでの3試合23回で10安打1得点に抑えられている山本が立ちはだかる。「なかなか点は取れないだろうけど、食らいついていきたい」と辻監督。やられる前にやるという姿勢は、山本に対しても変わることはない。(西武担当・秋本 正己)
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