【ソフトバンク】藤本博史監督「吉田正に考えられない配球」 初回から20球連続直球のバッテリーに苦言

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2022.8.12(金) 21:58

5回、選手交代を告げベンチに戻る藤本博史監督(カメラ・石田 順平)

◆パ・リーグ ソフトバンク3―6オリックス(12日・福岡ペイペイドーム)

 2位ソフトバンクが3位オリックスに逆転負けを喫し、連勝が「3」でストップ。首位西武との差が1・5に広がり、逆にオリックスに1差に迫られた。

 先発の杉山は第1球から2回先頭・紅林の4球目まで20球連続で直球勝負。初回1死一塁では吉田正にその直球を仕留められ、先制2ランを献上した。逆に5回1死では4球続けたスライダーを吉田正に同点ソロとされ、5回途中3安打3失点で降板。「初回も5回ももっと慎重になるべきだった」と話した。

 藤本監督の一問一答は以下の通り。

―杉山は

「四球6個も出したらね。4回1/3でね。守りが長すぎるよね。強い球投げられるんだから、真っすぐをいかに使うかというところをね。緩急つけて。それが真っすぐ、真っすぐ、真っすぐ。相手はもう真っすぐしか待ってないんやから。変化球は吉田正が打っただけでしょ? ほとんどの打者が真っすぐ一本で来てるんやから。変化球の制球をもっとつけないと。やっぱりこの間の楽天戦でも(相手が)真っすぐ一本で来てたしね。その辺は変化球の制球をつけて配球していく形にできないとね。甲斐も変化球を投げさせようとするけど、なかなかストライクが入らない。真っすぐでストライクを取りにいったところを打たれるという形やからね。もう向こうの思惑通りになってしまったからね」

―初回から20球連続で直球

「バッテリーミーティングで真っすぐでいこうという話をしたのか。そこをもう1回、今から話をしてみます。あれだけ真っすぐ投げたら、160キロ投げても打たれますよ。真っすぐしかないって分かったらね。ちょっと反省ですよね。ましてや吉田正に対して真っすぐばかりというのも考えられない配球だったんで。どういうミーティングしてるのか、もう1回確認します」

―初回の攻撃はつながった

「2点取られた後ね。すぐ取り返したところまでは良かったけどね。竹安も2回、3回と徐々に良くなった感じ。やっぱり野球の流れですよね。竹安は3人で終わる。こっちは四球出す、守りが長くなる、ボカーンといかれるとなったらやっぱりね。リズムが悪すぎるよね」

―竹安の変化

「テンポも良くなったし、制球もまずストライク先行ができてるよね」

―先発の離脱者が多い中で杉山の今後は

「まあ杉山と板東しかね。今のところ2軍の方からの情報も何人か先発投手いるけど、状態的にはそこまで良くないということやからね。田上とかもいるけど、(コロナ)陽性になったばっかりやしね。なかなか投げられる状態じゃないでしょうから。今はこっちにいるメンバーで先発つくらないとしょうがないよね」

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