【球宴】山川穂高「白井球審と仲直りして」フリップ芸で佐々木朗希いじり、特大弾も出て「一番楽しかった」

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2022.7.27(水) 06:30

2回無死、山川がスタンド中段に打ち込む豪快な一発。打たれた青柳(左)もお手上げ(カメラ・今成 良輔)

◆マイナビオールスターゲーム2022 全パ3x―2全セ(26日・福岡ペイペイドーム)

 こらえようとしても笑いが止まらない。賞金300万円のMVPを逃した山川は「チャンスで打っていれば300万円だろうなと思ってりきみまくったんですけど、ちょっとダメっすねえ。意識しまくっていました」と振り返ったが、敢闘選手賞とマイナビ賞を獲得して賞金200万円をゲット。表彰式では壇上で誇らしげに胸を張った。

 つかんだのは賞金だけではなかった。先頭打者で迎えた2回の第1打席。青柳の投じた143キロのツーシームを左中間席中段へ運んだ。「打った瞬間、本塁打を確信しました」という19年第1戦以来となる137メートルの特大球宴2号。打たれた青柳がマウンドで思わず拍手したほどの当たりだった。「これ、ちょっといいですね。かなりいい感じですね」。7月は20試合で5本塁打ながらも打率1割8分8厘と決して調子はよくないが、この完璧な一発で復調への手応えをつかんだ。

 試合中には中継のテレビカメラに向かって、同じあいみょんファンの佐々木朗と“フリップ芸”を披露。書道8段の達筆で「白井球審と仲直りして」と記したり、テレビ局の企画で佐々木朗があいみょんと対談したことについて「お前…俺の許可なしであいみょんと対談してたな?」などと完全試合右腕をいじった。ピコピコハンマーなどの小道具も用意してベンチへ持ち込んだ。「僕は高校時代に応援団長としてあのようなことをやっていましたので。小道具も自分で調達しました。みんな楽しんでくれました」と満足げだった。

 29本塁打でリーグのホームランダービートップを走る西武の主砲は「きょうの球宴は過去の中でも一番楽しかったです。本塁打は常に狙っています。野球少年や野球少女たちに、夢を与えることができたらと思っていますので。当たった時の感触とか高揚感とか、そのためにつらい練習も頑張れますから」。いつでも夢を。そのためにもフルスイングを貫いていく。(秋本 正己)

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