【ソフトバンク】藤本博史監督の前半戦総括一問一答<下>「柳町の活躍なくして今の位置はない」「投手のMVPは大関」
スポーツ報知
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2022.7.25(月) 15:46
ソフトバンク・藤本博史監督が25日、取材に応じ、シーズン前半戦を総括した。ここまで87試合、46勝40敗1分の貯金6で何とか首位を守り抜いた。打者では柳町達、投手では大関友久と新たな力の台頭に目を細めた。以下は一問一答。(上から続く)
―柳田が左肩に左膝と故障続きで気がかりだ
「本塁打が少し減っているかもしれないですけど、肩の状態とか膝の状態とかね。もう満身創痍(そうい)でやっているのでね。キャプテンとして痛いとか言わないで一生懸命チームを引っ張ってくれていると思います」
―打線のチームMVPは
「柳町ですね。前半開幕からずっと飛ばしてくれて、最初はスターティングメンバーじゃなかったんですけど、栗原のけがとかあって結局はレギュラーを取りつつあるんでね。そういう意味では柳町の活躍なくして今の位置はないんじゃないかと思います」
―柳町に後半戦に期待すること
「右左関係なく打てればレギュラーになると思います」
―前半戦の投手陣の手応えと課題は
「又吉、藤井が入ってきて後ろの中継ぎのところはすごくいい形で回れたかなと思います」
―課題はあるか
「四球ですね。四球が多すぎます。特に中継ぎのイニングの先頭の四球ですね。一番得点に絡んできてしまうんですよね。前回のキャンプから投手コーチにお願いして、打たれてもいいから四球だけはやめようと口うるさく言ってきたんですけど、なかなか改善されませんね」
―先発投手の千賀、東浜が結果を残している
「ローテーションの柱の千賀、石川、東浜はしっかり結果を残してくれているので今の位置にいると思う。それにプラス大関。横綱こと大関。これがやっぱりローテーションにはまってくれたことが一番僕は大きかったと思います」
―ここまでの働きはうれしい誤算
「元々、先発6つ目の枠を田中正義とか松本と争って、ほぼ松本で決まりそうなところで故障とかがあったので。これも柳町と一緒で大関がその穴をしっかり埋めてくれたところで、ピッチャーのMVPは大関かなと思います」
―リリーフでは藤井の台頭が大きかった
「投げるたびに良くなってくるところがあって、コントロールも安定しているし今は8回任せられる投手になってくれました」
―大きく成長した点は
「入団してくるまでに、広島時代とかは『メンタルが弱い』と聞いていたんですけど、最初は心配して5、6回でいっていたんですけど、投げるたびにメンタルが強くなってきたかなというところはすごく感じますね」
―中継ぎ陣でのMVPは
「当然、藤井ですよね」
―ファンの皆さんに後半戦への意気込みを
「前半戦は先行逃げ切り型のチームだったと思うのですが、後半は粘り強く、先行されても何とか逆転できるような強いチームにしていきたいと思います」
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