【オリックス】山本由伸8回0封でパ・リーグ一番乗り10勝 首位と3.5差再接近「5位ですけど、絶対勝つぞ、と思って投げた」

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2022.7.24(日) 06:35

お立ち台でポーズをとる山本(右)と中川圭(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス5―0ソフトバンク(23日・京セラドーム大阪)

 オリックス・山本由伸投手(23)の前半戦は会心の締めくくりだった。今季2戦2敗だったホークス打線に8回無失点で雪辱。「5位ですけど、ゲーム差が少なくなっている。絶対に勝つぞ、と思って投げた」。昨季と同じ自己最速17試合目で、2年連続の2ケタ勝利をクリア。自身初の10勝ターンを決めた。

 「本当に点を取ってもらって、助かりました」と2回までの4点が頼りになった。最速は157キロ。5月の対戦でプロ初の満塁アーチを浴びた柳田にも、2打数無安打と仕事をさせず。2年ぶりにパの全球団から白星を手にした。

 6月24日のロッテ戦(ZOZO)では、山岡が4年ぶりの完封勝利を収めた。「マリンの風に負けない投げ方、感覚、イメージ…」と言い聞かせての快投だった。それらを丁寧に助言したのが、翌日に登板を控えていた山本だった。山岡が離脱していた昨年とは異なり、先発の両輪として働ける喜び。ロッテ・佐々木朗を抜き、奪三振(128個)でもトップに立った。

 球宴前の9連戦を勝ち越し、チームの勝率も5割に戻した。2連投中だった近藤、阿部がベンチを外れていたブルペンの負担も最小限にとどめた。「ここから、より大事なゲームも増えてくる。そこでしっかりと力が発揮できるように」と力を込めた背番号18。「ちょっとフォークで空振りが取れていない」と後半戦へ宿題も持ち帰った。首位・ソフトバンクとも3・5ゲーム差に再接近。エースの奮闘が連覇の夢を乗せる。(長田 亨)

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