楽天、今季2度目のドロー 逃げ切り失敗も有望株・武藤が価値あるプロ1号

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2022.7.23(土) 22:36

8回にプロ初本塁打となる同点ソロを放ち、ナインに迎えられる楽天・武藤 (C)Kyodo News

西武 3 - 3 楽天
<16回戦・ベルーナドーム>

 試合は延長12回で決着がつかず引き分け。楽天は2点リードの7回裏に逆転を許したが、直後の8回表に武藤敦貴外野手(21)がプロ初アーチとなる同点ソロを放ち今季2度目となるドローに持ち込んだ。

 楽天は4回表、4番・島内が7号ソロをバックスクリーンへ運び先制。この一撃で島内は史上312人目となる通算1000安打に到達した。さらに、続く茂木が内野安打と盗塁で好機を演出。二死三塁で6番・岡島が右前適時打を放ち2点目を加えた。

 前回登板で約2ヵ月ぶりの白星を手にした先発・田中将は5回まで1安打投球。6回は無死二塁のピンチを凌ぎゼロを刻んだ。しかし2点リードの7回、2四球と安打で二死満塁のピンチを招き、8番・川越に右前2点適時打を許し同点に追いつかれた。さらに、続く柘植の打席で痛恨の暴投。三塁走者の生還を許し逆転された。

 それでも1点を追う8回表、9番・武藤が値千金の1号ソロを右翼ポール際へ。高卒3年目の有望株は延長10回の第4打席にも中前打を放ちこの試合3出塁。延長12回は二死三塁で痛烈な打球を放ったが、ここは一塁・山川の好捕にも阻まれ一ゴロに倒れた。

 投手陣は2番手以降の宋家豪、西口、ブセニッツ、松井裕が無失点リレー。松井裕は2イニングで3三振を奪うなど盤石リリーフで最後の6アウトを奪った。

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