【オリックス】吉田正尚 今季初の逆方向へ2戦連発11号で3連勝 勝率5割復帰

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2022.7.22(金) 06:15

6回1死一塁、吉田正尚が左越えへ同点2ラン本塁打を放ち、ベンチ前で迎えられる(カメラ・岩崎 龍一)

◆パ・リーグ オリックス4―3日本ハム(21日・京セラドーム)

 冷静なひと振りが、勝利への道筋をつくった。2点を追う6回1死一塁で、吉田正が2試合連続の11号2ランを放った。4回の空振り三振を経て、仕切り直しの一撃だった。「感情豊かな投手。『レッツゴー』と言っていたので、チームを鼓舞していたんじゃないですか」。ど派手に喜びを表現していたポンセの性格、叫び声まで把握。心を乱されず、助っ人右腕のシュートを今季初めて左翼方向へ運んだ。この同点弾から打線がつながり、2点を勝ち越して3連勝。6月8日以来の勝率5割だ。

 2度の離脱があっても、52打点はリーグトップの西武・山川に6差。左太もも裏の状態も着実に回復している。「怖さの部分が抜けてくれば、いい状態になってくると思います」。6月17日からDHで出場が続いているが、左翼守備にも意欲十分。「行けと言われたときに、しっかりプレーできるように」と、言葉に力を込めた。

 順位は5位。中嶋監督は「すぐ借金するやん。貯金はすぐスルけど…」と冗談を交え、主砲も上位を意識した。「後半戦は本当に『あの1敗が…』とならないように。1試合1試合、緊迫したゲームができるように、ついていきたいと思います」。前半戦の残り3試合は3・5ゲーム差で追うソフトバンクが相手。食らいつき、面白くする。(長田 亨)

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