◆パ・リーグ　ソフトバンク２―３オリックス（１４日・福岡ペイペイドーム）

　ソフトバンクが接戦を落とし、２カード連続の負け越しを喫した。２点ビハインドの７回にデスパイネの同点２ランで試合を振り出しに戻したが、直後の８回に森が紅林に決勝ソロを左翼席に放り込まれた。打線も山崎福に苦戦し、前夜（１３日）に２発のリチャードが３三振を喫するなど、チーム全体で１０三振。藤本博史監督は巻き返しを誓った。以下は一問一答。

―初回のチャンスを生かせなかった

「まあ初回のチャンスも１死二塁ですからね。そこは相手がいること。今日は山崎福が良かったですね。テンポも良かったし、緩急をうまく使われて。こっちはカウントを取りに来るチェンジアップを何とか打ちにいかないといけないところを、みんな見逃している。追い込まれてフォークボールとか、タイミング崩されて三振というケースが多かった。次回来たら、初球のストライク取ってくる球を（打たないと）ね。リチャードも昨日（１３日）はできたのに、今日はできなかった。ファーストストライクから浮いた球をどんどんいこうと言っていたのに、それを見逃してボール球を振ってしまう。悪いパターンになってしまったというところかな」

―今宮、牧原大とシーズン序盤から好調だった選手が失速

「そうですね。今宮、牧原大、柳町とこの３人が状態の良い時と比べたら、疲れているのかなという感じですね」

―休ませるわけにもいかない

「代わりの選手がいないですからね、今。牧原大はずっとジョーカーで２試合出て、休み、みたいな感じで試合出ていたのが、今はフルに出ている。疲れも出ているかなと思いますけど、残りオールスターまで頑張ってもらって、やらなしょうがないんでね」

―レイは７回２失点

「あのホームランも序盤ですからね。７回２点で十分にゲームを作ってくれているんで。全然、問題ないと思いますよ。（森が紅林に被弾した）８回の１点はね。ちょっとこれは頂けない１点。打たれたらいけない打者に打たれてしまったというところかな。８番で打率が低い打者（試合後で２割１分１厘）と言えども、前回、京セラでもホームランでやられているんですよね。そこを内甘（内角の甘め）を打たれたのは、ここは序盤とは違うんですからね。８、９回終盤のところなんでね。一発が一番いけないところで。やっぱりあそこで海野もいい勉強になったんじゃないですか。１球の怖さというかね。セオリーとすればヒットＯＫのところ。ヒットＯＫなら外の球になってくる。森の球を考えれば真っスラですから。外角の球の方が良かった。内角にいくんだったら、ボール球を要求するとか、そういうのがね。いい勉強になっているんじゃいですか。終盤の１球の怖さがいい勉強になったんじゃないかなと思います」

―コロナ感染から復帰し、２、３軍戦に出場している甲斐、野村勇は

「明日から（１軍に）呼びます。２人は呼びます」

―海野は甲斐の穴を埋めるいいリード

「いいリードしていますよ。ワンバウンドもよく止めているしね。先発投手をすごく引っ張ってくれていると思うし、いい勉強できたんじゃないかなと思います」

―甲斐復帰後、捕手の起用は

「それはまだ分かりません」

―スチュワートが２軍で連投し、中継ぎテスト

「見とったけど、ちょっとしんどいね。昨日も２点取られて、今日もちょっとコントロールがね。球が全部浮いている状態だったんでね。２軍の方で試してくれたんですけど、小久保監督から『ちょっとしんどいかな』と報告をもらっているんで、先発に戻します」

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