オリックス・山本由伸が12球団トップタイ9勝目 自己最速159キロも計測「良いボールを投げられた」
ベースボールキング
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2022.7.9(土) 21:04
今季9勝目を手にしたオリックス・山本由伸
○ オリックス 3 - 1 ロッテ ●<14回戦・ほっと神戸>
オリックスの山本由伸投手(23)は9日、ロッテ戦で8回11三振1失点と好投。12球団トップタイの9勝目(4敗)を挙げ、2年連続2度目の2ケタ勝利にリーチをかけた。
オリックス打線は相手先発・小島和哉の立ち上がりを攻め立て、4番・吉田正尚が初回、3回と2打席連続の適時二塁打を放ち2点先制。主砲を中心にエースを援護した。
山本は2回に自己最速の159キロを計測するなど上々の立ち上がり。2点リードの4回に一死一・三塁のピンチを招き、三走・髙部瑛斗に三塁後方への遊飛でタッチアップを決められ1点差に追い上げられたものの、同点は許さず5回以降は再びゼロ行進。8イニング120球を投げ6安打1失点、1四球11三振の圧巻の内容でゲームメイクした。
8回裏には5番・杉本裕太郎がゲレーロから右前適時打を放ち貴重な追加点。直後に紅林弘太郎が頭部死球を受けたことで両軍ベンチが飛び出し一時騒然となる場面もあったが、紅林は大きなアクシデントなく平然とした様子でプレー続行。2点差の最終回はクローザーの平野佳寿が2年連続となる20セーブ目(2勝2敗6ホールド)で締めくくった。
阪神の青柳晃洋と並び12球団トップタイの9勝目を掴んだ山本は、前回登板の2日・日本ハム戦で7回途中5失点と精彩を欠いていたものの、得意のロッテ戦で今季4戦4勝と貫禄を示す投球。シーズン防御率も「1.76」から「1.72」に良化した。
試合後、お立ち台に上がった山本は「立ち上がりからしっかり良いボールを投げられたので、勝ちきれて良かったです。一昨日のブルペンから調子が良かったので、自信を持って投げられたと思います。走者を出す場面も多かったですけど、なんとか粘り強く、低めに強い球を投げられました」と淡々と振り返った。