【オリックス】石岡諒太 いきなりマルチ、いきなりお立ち台 中日から移籍2日目

スポーツ報知

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2022.7.11(月) 06:00

記念撮影におさまる(右から)石岡諒太、中川圭太、田嶋大樹(カメラ・岩崎 龍一)

◆パ・リーグ オリックス10―1ロッテ(10日・ほっともっと神戸)

 中日からトレードで移籍した石岡が入団2日目に「1番・左翼」でスタメンデビュー。背番号「00」のユニホームが間に合わず、清田アシスタントスタッフの「112」のユニホームを着用。「良いところをオリックスファンの方にも見せたかった。やってやろうっていう気持ちが強く出た」と大ハッスルした。

 2回先頭の山口の安打になりそうな打球をスライディングキャッチ。打撃では、第1打席は遊撃手・藤岡の失策を誘って出塁。第3打席の5回に左翼線への二塁打、第4打席の6回には俊足を生かした二塁内野安打で5打数2安打1得点。6回には失敗したものの、果敢に二盗を仕掛けた。

 30歳にして人生初のお立ち台に上がり「エヴァと呼んで下さい!」と、地元・兵庫のファンにあいさつ。エヴァの由来は人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公が乗る「初号機」のガチャガチャと走る姿に似ているから。登場曲も主題歌の「残酷な天使のテーゼ」だ。映画もチェックし「映像を見たらやっぱり似ているなって」と笑った。

 チームはともに今季最多の16安打、10得点。中嶋監督は「塁にたくさん出て、彼の加入で(チームの)大きな刺激になったと思う」と、たたえた。“エヴァ石岡”の加入でチームの戦闘能力は、さらにレベルアップした。(玉寄 穂波)

 ◆石岡 諒太(いしおか・りょうた)1992年5月25日、兵庫県生まれ。30歳。神戸国際大付高からJR東日本を経て2015年ドラフト6位で中日に入団。3、4月には、ウエスタン・リーグの「スカパー!ファーム月間MVP賞」に選出。2軍では打率3割3分5厘で首位打者。1軍では通算21試合で打率2割6分7厘、1打点、0本塁打、0盗塁。188センチ、92キロ。左投左打。今季年俸は562万(推定)。

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