9月6日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの第21回戦は、4対0で埼玉西武が勝利した。

　先発の渡邉勇太朗投手は遊撃手・滝澤夏央選手の好守にも助けられ、初回を3者凡退に抑える。すると直後の1回裏、西川愛也選手が8号先頭打者本塁打を放ち、1点を先制。援護をもらった渡邉投手は5回まで相手打線を完全投球で封じ、打線も5回裏、2死2、3塁から西川選手の適時打が生まれ、1点を追加する。

　6回表、2死から小川龍成選手の安打で完全投球は途絶えたものの、以降も快投を続けた渡邉投手。自身最長タイの8回を投げ切ると、そのまま9回表のマウンドへも上がる。2死から高部瑛斗選手に安打を浴びるも、最後は西川史礁選手を二ゴロで打ち取り、自身初の完投・完封、マダックスを達成した。

　4対0で勝利した埼玉西武は、5月以来の4連勝。97球2安打無四死球完封の渡邉投手が6月19日以来の白星で6勝目、打線は西川選手が3安打4打点の活躍を見せた。一方敗れた千葉ロッテは打線がわずか2安打と沈黙。先発・サモンズ投手が7回途中7安打3四球4失点の内容だった。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ０００００００００ ０
西 １０００１０２０Ｘ ４

ロ ●サモンズ-廣畑敦也-ゲレーロ
西 ○渡邉勇太朗

文・丹羽海凪

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