日本ハム“早寝打線”がお目覚め!前日22時就寝で「しっかり休めました」9点大勝

スポーツ報知

2025.8.4(月) 06:00

4回2死一塁、2ランを放ったレイエス〈99〉を迎えるナイン

◆パ・リ-グ オリックス0―9日本ハム(3日・京セラドーム大阪)

 眠りから覚めた主砲がパワーを解放した。日本ハムのF・レイエス外野手(30)は、7―0の4回2死一塁、片山からセンターバックスクリーンへリーグトップを独走する21号2ラン。「点差は関係なく集中していた。自分のスイングができた」。試合を決める一発に分厚い胸を張った。チームは14安打9得点でオリックスを圧倒。激動の2日間から一夜、ぐっすり休んだ“快眠打線”が本来の力を発揮した。

 1日は飛行機遅延の影響で北海道からの直行便をあきらめ、羽田経由で約7時間かけ大阪入り。ナイターを戦い、翌日は休む暇もなくデーゲームで勝利を収めた。新庄監督は2日の試合後、「じっくり休んでもらって、(午後)7時半には消灯してもらう」と異例の“早寝指令”を出すほどの過酷な日程だった。

 ボスの思惑通りに“快眠打線”が爆発した。3回に五十幡、レイエスの適時打で3点を先制すると、4回には打者9人、4連打含む6安打の猛攻で一挙6得点。口火となる8号ソロを放った野村は「しっかり休めました。(午後)10時くらいに寝て(午前)7時に起きた」。さすがに午後7時30分には寝られなかったが、約9時間の睡眠で6月14日の広島戦(エスコン)以来、98打席ぶりのアーチをかけた。3安打を放った五十幡も「いつも以上にいい汗がかけていた」と快眠効果を証言した。

 上機嫌の新庄監督は、「これから温泉に行くので、選手に聞いてあげて。お先に」と試合終了10分後には、体を癒やすべく球場を後にした。ドタバタの3連戦を勝ち越して、貯金は21に。突如訪れたアクシデントも乗り越え、首位ソフトバンクとのゲーム差1をキープした。(川上 晴輝)

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