
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト5―2オリックス(21日・神宮)
オリックス・宮城大弥投手が右打者9人を並べたヤクルト打線に7安打と打ち込まれ、今季最短の4回で降板した。初回の1イニング4失点は、自己3度目のワーストタイ記録。「失投が多かった。(立ち上がりが)きょうの負けの全ての原因だったと思うし、初回のうちにもっと修正できるところもたくさんあった」と、今季2敗目に肩を落とした。
21年の1軍定着後、けがで登板のなかった昨年を除き、交流戦未勝利は自身初めて。5月21日のロッテ戦(京セラD)を最後に、4戦連続で白星からは遠ざかる。「やっぱり最近そうなんですけど、今のままだったら(以前と)変わっていない。もう少し変化を体現できるように、また一から頑張りたい」と危機感を募らせた。
岸田監督は「珍しく四球も死球もあって、ちょっと調子が悪かったんですかね。落ち着く前にやられてしまった。(長いシーズン、こんな時も)ありますから、また修正してやってくれると思います」とエース左腕を責めず。試合前時点でわずかに可能性を残していた、チームの4年ぶり交流戦優勝は消滅したが「切り替えてやっていきます」と前を向いた。(南部 俊太)
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