
◆パ・リーグ ソフトバンク1―6日本ハム(30日・みずほPayPayドーム)
日本ハム・水野が一塁側へ“スクイズ”を決めると新庄監督は両手をたたき、うなずいた。4回1死一、三塁、初球をセーフティースクイズ。意表を突かれた投手・東浜が犠打失策。鮮やかに3点目を奪った。チームがスクイズを仕掛けたのは2度目だが、成功させたのは初めて。「欲を言えばもう少し強く、ファーストに捕らせる方が良かった」と上を求めた。
それでも、前日のリベンジを果たした。4月29日の試合後、スクイズを失敗した伏見へ「決めてもらわないとスタメンで出続けられなくなる」と珍しく苦言を呈した。この日は小技ありの12安打の快勝に満足げだった。
敵地11勝2敗 驚異的な外弁慶だ。4月を終え、ホームが3勝10敗に対し、敵地は開幕7連勝を含む11勝2敗の貯金9。指揮官は「違う球場に行けば勝てる。今はそういう流れ。いずれ逆になってくる」と珍予言。これでチームは貯金2とし、2位をキープ。「2年目に比べたら全然いい。今はちゃんと計算ができる」と確かな手応えを得ている。(川上 晴輝)
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