◆オープン戦　西武１―０阪神（１１日・ベルーナＤ）

　昨季リーグ最下位からの雪辱を期す西武が１１日、本拠地でのオープン戦初戦となった阪神戦であと１人から“ノーヒットノーラン”を逃した。

　先発は昨季ファーム優秀選手賞に輝いた４年目左腕・菅井信也。５回を投げ無安打２奪三振無失点でバトンをつなぐと、平良、佐藤隼、ラミレス、ウィンゲンターがそれぞれ力投し、９回２死まで無安打。オープン戦では２２年にヤクルトが楽天戦で記録して以来のノーヒッターに王手をかけた。

　ここで前川の打球は二遊間へのゴロ。遊撃・滝沢がさばいて一塁へ送球も、ワンバウンドになった。懸命に腕を伸ばした一塁・平沼の足がベースから離れて判定は内野安打。西口監督のリクエストも実らず、オープン戦１１度目の快記録はならなかった。

　西口監督は現役時代に３度のノーヒットノーラン未遂を経験したことでも有名。指揮官としても「あと１人」を味わったが、試合には勝ち、３連勝とした。

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