
オリックス・山岡泰輔投手(28)が先発調整することが20日、分かった。昨年はリリーフで新境地を開拓し、投手陣のジョーカー的存在でもあった右腕。今季初の対外試合として21日の楽天戦(SOKKEN)に先発し、開幕ローテーション争いに加わる見通しだ。
今キャンプはB班で調整を進め、18日に初登板したライブBP(実戦形式の打撃練習)では145キロを計測した。この日はブルペンでスライダー、チェンジアップなど全球種を計25球。「どのポジションであっても、チームのために貢献したいという気持ちは変わりません」と力を込めた。
開幕ローテ入りした昨年は12試合で先発後、救援19試合で8ホールド、防御率1・91の好成績。プロ初セーブを含む3セーブとマルチな働きでリーグVに貢献した。今季、当初は「両にらみ調整」を視野に入れていたが、現時点で守護神・平野佳を柱とするリリーフ陣は質量ともに豊富。シーズン中に山岡の器用さが重宝される可能性もあるが、まずは慣れた先発でスタートすることになった。
絶対的エースの山本(ドジャース)と山崎福(日本ハム)が抜けた先発陣は、宮城、山下、東、田嶋の4本柱が確定的。東と山下もこの日、初登板したライブBPで順調な仕上がりをアピールした。2年目・曽谷や斎藤、右肘手術からの復活を期す椋木らで争う残り2枠。山岡は19年に13勝4敗で最高勝率に輝いており、4連覇には欠かせない極上の切り札。キーマンになりそうな気配だ。(長田 亨)